硬式テニスのハードコートの特徴と戦術、対策について

こんにちは。今回は硬式テニスプレーヤーを悩ませているハードコートの戦術について書きたいと思います。

ハードコートとは簡単に言うとコンクリート上に樹脂をコーティングしたコートであり、硬めの素材でできています。メンテナンスは比較的容易なものの、ハードコートは身体的負担が大きい為、近年減少傾向にあるコートです。(クレーに比べたらまだ生き残っている気がしますが…)

しかしハードコートでの草トーも未だに結構ありますので、普段オムニコートで練習している人とってみるとハードコートでプレーするのは結構しんどいと思います。習うより慣れろ出すので、まずはハードコートでプレーする頻度を増やすことが勝率を上げるのに一番必要なことですが、前提としてまずはハードコートの特性を前もって把握し、ハードコートで有効な戦術、プレースタイルを知っておくととより勝率が上がるはずです。

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テニスシューズはオールコート用を履こう

完全にこれは最低条件であり必ず実行してほしいんですが、テニスシューズは必ずオールコート用を履いてプレーしてください。
オムニクレー用シューズのプレーは非常に危険です。オムニクレーはグリップ力が効きすぎるのでハードコートだとグリップ力が効きすぎて足首を痛めたり、シューズの消耗を著しく早める原因になります。

ハードコートでオムニクレー用のシューズを使うのがダメな理由
×グリップが効きすぎて止まりすぎる、場合によっては足首を捻挫する可能性もあり
×シューズのすり減りが早く簡単にシューズが悪くなる

僕が一番テニスシューズでお勧めなのはアシックスです。ゴムソールがグリップ力が程よく、フィット感もちょうどいいです。GELRESOLUTIONシリーズは5年以上履いています。

参考:テニスシューズのおすすめメーカー記事

ハードコートの特徴

次にハードコートの特徴についてです。まずハードコートの表面の硬さとざらつきを見ていきましょう。表面の硬さやざらつきでバウンド後のボールの伸び方が変わってきます。

ハードコートの特徴を3つに分ける!
表面がツルツルで硬い・・・球速が非常に速く、ボールが跳ねやすい。ボールの威力が死なないためベースライン上で安定感のあるテニスをするのが難しい
表面がザラザラで硬い・・・滑らないが跳ねやすい。オムニ比べるとやはりボールの威力が死なない
表面がザラザラで柔らかい・・・このタイプはほとんどない。球速は遅いがボールが跳ねることだけ注意

ざっくりと分けるとこんな感じです。総合的にみると球速が速めで跳ねやすいことには変わらないですが、スライスやフラット系の伸び方が多少変わります。

ハードコートにも滑りやすい、弾みやすいなど少し違いがあることを知ろう!

ハードコートで有効な戦術

次にハードコートで有効な戦術について書いていきます。ボールが跳ねやすい、伸びやすいということは守りよりも攻めのテニスが強いということです。例えばハードコートが多いアメリカではなるべく早くネットに出てネットプレーで決めることを徹底的に教え込まれます。欧米人のパワーもしかりですが、攻めのテニスはハードコートで有効であるということです。

サーブリターンの質を高めよう

ハードコートで意識してほしいのはサーブリターンです。最初の攻撃の質がそのあとのラリーにかなり響いてきます。オムニやクレーは攻め込まれないようなサーブ、リターンを打っておけば、強打されても球速が伸びないのでリカバリーができます。ハードコートだとサーブを強く打たれたり、リターンが鋭いとリカバリーしずらいです。
サーブの質を高めるとともに、リターンも甘いセカンドをしっかり叩ける技術をつけましょう。

ネットプレーで決める意識を強くしよう

またアプローチショットやサーブアンドボレーを使う意識を持ちましょう。ハードコートで大切にしたのはスピーディーな展開力です。球速が速い分、ボールに対して構える時間が少ない、したがって相手の時間を奪う意識が非常に重要です。
サービスラインより前のボールななるべくアプローチショットに出てネットをとること。1ゲームに1回以上はサーブ&ボレーを入れてみましょう。自分のサーブ&ボレーに相手が対応できていないならばそのあとは積極的に使っていきましょう。

ライジングショットを覚えよう

ハードコートは深いボールが来た時の処理で下がり切れないことも多いため、ライジング系のショットを覚える必要があります。ライジングショットは相手のボールがバウンドして高い位置でとらえるショットのこと。ポジションを下げずに打つことで相手に与える時間を減らし、かつ自分も攻撃的なポジションを維持できるメリットがあります。
デメリットは通常のショットよりも難易度が高く、ミスが増えることです。すべてのボールをライジングで打つ必要はないですが、ライジングで処理できる機会を増やすことで体力面も展開力でも優位性を築くことができます。

ハードコートの戦術と必要な技術
サーブリターン力☚この二つのショットが強いとラリーの初期から相手の時間を奪うことができる
ネットプレー☚時間を奪うのに最も有効な方法、スライスアプローチも伸びてくれるため有効
ライジングショット☚攻守とも必要な技術、ポジションを下げずに打つことで攻めの守りができる

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まとめ

総括すると、ハードコートは「良く跳ね、良く滑るコート」なので、ハードコートは自分から攻めるプレーをミスなく続けるというのが大切です。スライスアプローチやスピンサーブからのからのネットプレーが効きますので積極的にネット取りましょう。つまり先にしっかり構えてストロークを打てればそのまま押し切れることが多いのです。従ってシコラー超有利なオムニコートに比べてハードは攻めが有利なコートです。勿論攻めの精度が低く、途中でミスしてしまうのは論外です。しっかり練習して攻撃的なサーブとストローク力を身につけましょう。

オムニやクレーはスライスアプローチをされてもベースライン後方でしっかり待ちかまえればいいパスが打てても、ハードは構えるスキがありません。普段はネットが少ないプレーヤーもハードコートでは浅くて低いボールが来たらすかさずスライスアプローチネットを取りましょう。

普段、オムニでプレーする人はハードはしんどいかもしれませんが、自分からポイントを取りに行くプレーができるのがハードの魅力です。楽しみながら上達しましょう!それでは!

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