テニス シングルス クレーコートの戦術

こんにちは。今回はクレーコートの戦術について書きたいと思います。

クレーコートとは文字通り土のコートを指します。クレーコートの草トーナメントはどちらかというと少ないような印象ですが、コート自体は郊外にはそこそこあるような気がします。クレーは靴下が泥だらけになったり、風が吹くと砂が舞ったり、イレギュラーしまくったりと大変なコートです。

しかし、クレーコートはテニスの基礎を身に付けるためには非常に良いコートです。適切なポジショニングやミスを減らす心構え、そして忍耐力を養うことができます。クレーコートの戦術を学び、粘り強いストローク力を養いましょう!

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Contents

クレーコートの特徴

クレーコートの主な特徴は以下の三点です。

✓基本的に球速が遅い。トップスピンは良く跳ね、バックスピンは良く止まる。
✓スライドフットワークを使えるため、コートカバーリングしやすい。
✓イレギュラーバウンドが非常に多い

の三点になります。クレーコートはとにかくトップスピンのベースライン勝負になります。球速が遅く、さらにコートカバーリングも広く取れますので頑張ればボールを拾えてしまいます。またイレギュラーバウンドが多く、あまり速いテンポで打ち込めないため、クレーコートは基本的にベースライン上での持久戦と考えていいでしょう。

クレーコートで有効な戦術

次にクレーコートの戦術についてです。
✓トップスピンで相手をコート後方へ追いやる。
✓コートを立体的に使い相手を走らせる。
✓ネットプレーは最後の締めとして使う。

順を追って説明すると

✓トップスピンで相手をコート後方へ追いやる。

クレーコートは球速が遅くなるためにフラット系ショットが生きませんが、トップスピンボールはキックしやすいという特徴があります。クレーではベースラインより少し後方からしっかりと構えてトップスピンを打ち、相手を後ろに追いやりましょう!

またクレーコートで特に大切なのはボールを打つときのポジションは毎回ボールに対して真後ろから入ることです。なぜならボールがキックする上、イレギュラーバウンドもあるためその場で打とうとするとミスが多くなるからです。クレーはハードやオムニに比べ、フットワークをサボれないゆえ、クレーコートは「忍耐」のコートなのです。
✓コートを立体的に使い相手を走らせる。

クレーはトップスピンは跳ねない特性があるのと同時にバックスピンは良く止まります。従ってヘビースピンで相手をコートに追い出して、ドロップショットで手前に落とす戦法が非常に有効です。

またアングルショットも非常に効果があります。ただでさえ、トップスピンで後ろに下げられているので、角度をつけることで相手はさらに走らされます。跳ねる性質を利用してなるべく回転量の多く、軌道の高いアングルが打てれば相手をバテさせることができます。

ネットプレーは最後の締めとして使う。
クレーコートは他のコートと比べパッシングショットが打ちやすいコートです。なぜならボールの球速が遅く、コートの後ろ側でしっかり構えて良いパスを打つことができるからです。なので、むやみなネットプレーは避けストロークでしっかり相手の体勢が崩れているのを確認した後にネットダッシュしましょう。
またボレーはトドめのボレーになるため、ドロップボレー、アングルボレーなど浅いボールが主体になります。クレーコートといえど、ある程度のネットでのテクニックが必要と言えます。

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まとめ

今回はクレーコートの戦術について書きました。

クレーコートはトップスピンのストローク勝負になりますのでしっかり足を動かし、ボールの後ろから入るフットワークで強いトップスピンを打ちましょう。相手のポジションを下げたらドロップかアングルでさらに相手を走らせましょう。またネットプレーは多様せず、ポイントの最後の締めとして相手を崩しきったところで球足の短いボレーを打つのが効果的です。

クレーコートで勝てるプレーができると他のサーフェースでも粘り強いプレーができるようになります。クレーでの戦いを通じてしっかりしたストローク力を身につけましょう!

それでは!

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