テニスは上達するのに非常に時間が掛かるスポーツです。
そもそもテニスは初心者にとって優しくないスポーツです。スポーツが好きな人ならサッカーやバスケはなんとなく出来ちゃう。でも運動神経が良い人にテニスをやらせても大抵はボールが吹っ飛んでホームランの嵐でしょう。(笑)
また、テニスに打ち込んでいる人は分かると思いますが、テニスは練習しても練習してもなかなか上手くならず、かといってある日突然『何か』に気付いて上達することもありますよね。この遠回りしている感じは何なんでしょうね?僕もたくさんの試行錯誤(遠回り)を重ねて一つ一つの技術を磨いてきた気がします。
この遠回りについては実は意外とムダでは無かったな、と思います。なぜなら色々な経験によって「この体の使い方は良くないな」と肌で感じることができたからです。
しかし、時間は有限。あまり練習に時間の割くことのできない社会人プレーヤー等はなるべく近道をして上達したいものですよね。
そこで今回はどうやったらより近道でテニスがうまくなるのか考えてみたいと思います。まぁ簡単に正解を求めるのもあまり良くはないかもしれませんが、一つのの練習法としてとらえて貰えれば、と思います。
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テニスの上達が遅い理由
まずテニスがなかなか上達しない理由について簡単に考えてみました。
最大の理由は✓ラケットという特殊な道具を器用に使うスポーツ。
だからかなぁと思います。
バスケットボールやバレーなら手ですし、サッカーなら足。でもテニスはそもそもラケットスポーツですからね。ボールの距離感の他にラケットの距離感も考えなくてはいけないし、ラケットの重みを生かしたスイングをしなくてはなりません。
このような事を考えるとまずテニスにおいて大切な事はテニスラケットを正しいフォームで正しく使うことじゃないかと思います。
もちろんテニスを上達することと試合に勝つことは全く別物ですが、まずボールを上手く打ちたい、テニスを上達したいのならば我流のフォームは今すぐ捨てるべきだと思います。
きれいなフォームの身につけ方
この答えは意外と簡単です。僕がオススメする方法は
自分の姿をビデオカメラで収め、上手いプレーヤーとフォームを比較することです。
当たり前の話なのですが、テニスは自分がどういう動きで打っているかをまず把握し、修正点を探していくのが上達への一番の近道だと思います。自分のフォームを客観的に見て、自分がコーチになればいいんです。テニスの教本に書かれているポイントやトッププロの動画と比較してどこが悪いかを自分の目で確認し、修正しましょう。
結構当たり前の話なのですが、意外と自分の動画を撮るという人は少なく、自分がどんな動きをしているかわからない人は沢山います。ここが意外と盲点で、自分の動きが分からない人はテニスコーチさんのアドバイスが納得できないんですよね。なのでまずはセルフチェックをするのがオススメです。
トッププロの真似をするならだれのフォームが良いの?
基本的にトッププロのフォームはしっかりとした体幹を元に形成されているので初心者は真似するべきではないと思います。
ただ、周りに良いお手本がいないと比較しずらいのも事実。トッププロのダイナミックな動きを少し控えめにするならばYoutube等で見れるトッププロのフォームは身近な教師にもなるでしょう。
トッププロの中にも少し変わったフォームを打つ方をいますで、キレイなフォームでボールを打つ選手を紹介したいと思います。
フェデラー:全てのフォームが美しい。サーブ、スマッシュ、ボレー、バックハンドは本当に教科書。フォアハンドは手首の使い方が天才的に上手いので真似するのは難しい。
ジョコビッチ:厚いグリップのフォアハンドは是非参考にしたい。当たりが薄くならないようにフォロースルーを肩口でフィニッシュする形を良く取る。サービスフォームも非常にきれいになったが、フィニッシュで上体を傾ける動作はフィジカルがないと厳しい。
マレー:パワーの伝達が非常に上手い。サービスがものすごくキレイ。バックハンドは膝を曲げ軸を意識したスイングをする、ボレーは手堅く、教科書通り。
ベルディヒ:ストロークでとにかく膝をしっかり曲げて打つ。姿勢を低くし、きれいにフラットドライブを打つ。
われらがヒーロー錦織選手はフォアハンドが少し変わったフォームで打ちますが、細かいところを見ると非常に理にかなったフォームですのでそういうポイントを確認しながら見ても楽しいかもしれませんね。また、クレーコートの王者R.ナダル選手はフォアハンドでリバーススイングを多用しますが、これについては一般プレーヤーは肩の故障原因になります。やはりある程度の取捨選択は必要ですね。
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まとめ
今回はテニスをより早く上達するためのヒントについて書きました。
まずテニスは✓テニスは正しいフォームで打たないと上達が遅くなる。
これは間違いないと思います。そして大抵のプレーヤーは自分の打ち方を把握していないので✓正しいフォームを身につけたいならまず自分がどういうフォームで打ってるかビデオで確認する。これが非常に重要です。
そしてお手本にするならば基本はテニスコーチなど、生徒が間違えないようなシンプルなスイングをする方の真似をするのがベターでしょう。トッププロから学ぶ時は「これは強い体幹が無いとできないな!」と取捨選択しつつ盗めそうな基本、ポイントを盗むことでしょう。
なんだかんだで近道でもないかもしれませんが、何も考えてないよりかははるかに上達するはずですよ。
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