「物理」の概念が頭に入っていればテニスはもっと上達する

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テニスはとても難しいスポーツです。

初心者にテニスなんてやらせたらホームランの連続、サーブはまともに入らずゲームにもならないなんてざらですし、経験者も未だにバックハンドが苦手だってり突如フォアハンドが打てなくなったり…と悩ましいスポーツです。

しかし、ある時必死に練習したショットが突如打てるようになったりするもテニスの醍醐味でもありますよね。今回は如何にテニスを最短距離で上達するか考えたいと思います。今回、内容が少し難しめかもしれませんがどうかお付き合いください。

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Contents

テニスが難しい理由

私は考えるテニスが難しい理由は二つあります

✓普段日常生活で使用していない「ラケット」を使用してボールを打たなくてはならない
✓軽いラケットで重いボールを打たなければならない(ボールとラケットの重量差)

つまりただでさえ使ったことのないラケットを上手く使いつつ、重いボールを軽いラケットで打たなくてはなりません。ラケットとボールの重量差が少ないということはそれだけボールの衝撃や速度に影響されやすいのです。

この競技を上達するためにはラケットを物理学的に最適な方法で加速させ、適切なインパクト角度を作りボールを打つ必要があります。
つまりテニスは物理の法則に乗っ取って適切にラケットを扱えることが重要なのです。

ただ、物理学といってもそんな難しい知識は必要ではありません。せいぜい中・高校生の知識で十分ですし、なんとなく概念として持っておけばOKです。(衝突角度、遠心力、摩擦とかですかね)

例えばですが、スライスのボールを強烈なトップスピンで返したい時、どうやって打てばいいか考えてみますと…

まずスライス回転はいわばバックスピンボールです。そこからトップスピンをかけると同じ方向に回転をかけるので回転自体はものすごくかかります。

しかしスライスは軌道が低いので、面が伏せている状態で当てると衝突角度とトップスピンによってネットに直撃します。

従ってラケットはオープン気味の状態で振り上げるのが正解です。

「つまり面を伏せずにリバーススイングをすれば良い」という答えがでますよね。

このように「なんとなく」物理学が理解できればコーチのアドバイスが理解できるようになるんです。サキュラースイングは「ラケットの遠心力を使いなさい」、ボレーの時、ラケットを立てるアドバイスの真意は「トップスピンに対してラケットが寝るとバックスピンが掛かって浮くからラケットを立ててフラットに当てなさい」という意味です。

テニスはインパクト時にボールとラケットで起こっていることで全てが決まります。そこで起こっていることを物理の概念で捉えられるようになれればもっともっと上達スピードが上がるはずです。ぜひぜひ実践してみてください(^^

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まとめ

✓テニスは難しい。なぜなら扱いづらいラケットでボールを打たなくてはならないから。またボールとラケットの重量差が少ないのでボールの影響をモロに受けやすい
✓ボールを上手く返すためにはラケット面の角度、振り上げ方、回転量等を繊細にコントロールしなければならない
✓最適な打ち方は物理の法則によって決まる。従って物理の概念が分かれば最適な打ち方が自分でわかるようになる!

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