今回はストロークでエース級のショットを打つための意識、スイング軌道についてのお話です。フォアハンド、バックハンドで体の使い方が異なるので詳しくは別の記事にて書きますが、フォア、バックの共通点をベースにお話しさせて頂きます。

テニスはミスを減らす極力減らすスポーツ。だから鮮やかな1本のショットより、10本のアンフォースドエラーを減らせ!

と言いたいのですが、やっぱり華麗なウィナーって奪いたいものですよね。

実際、上級者になれば自分からポイントを取ることが大切になってきますし、スピードボールを打つ技術は後々必要になってきます。

今回は自分からスイングパワーを作ってボールにスピードを与えるテクニックをお教えします。ぜひご参考頂ければ幸いです。

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スピードボールを打つならスイングは「点」の意識を持とう

まず、スピードボールを打つためには回転量を減らして自分からラケットを振り切って打つのが重要なんですけど、まず一番に考えるべきなのはスイングスピードをなるべく速くすること。これに尽きます。

ボールにパワーを当てる源はスイングスピードが必要なのでまず、ここを改善することから始めましょう。

そこで本題。スイングスピードを上げる為にはある一つの意識を持って頂きたいのです。それが点のスイングというもの。

関連記事：線と点のストロークを使い分ける

要はボールのインパクトの瞬間に最大風速を記録するようにパワーを一点に集中してスイングするイメージです。ボールを思いっきしラケットでビンタするような感覚が大切です。

ちょっとイメージしにくいですか？

じゃあこれと逆の思想が線のスイング。こちらは、ラケットのスイングが一定の速度で動き、ボールを押し出すようなスイングを指します。

このスイングはボールが上手くコントロールできる一方、ボールにペースを与えるのには向いていないスイングになります。

スイングスピードが遅い人は総じてこの線の意識しかない人です。丁寧すぎるのが仇になっているので、まずはボールを思いきって潰しに行く感覚が必要です。

インパクトで最大風速を記録するコツ

ストロークでラケットを効率良く加速させるには脱力してラケットヘッドを遅らせたり、色々ポイントがあるんですがこの記事ではスイングの詳細は割愛します。

体全体を使ってスイングするコツはこちらの記事をご参照ください。
関連記事：テニス　ストローク 手打ちを防ぐチェックポイント3つ

まずインパクトの瞬間にスイングスピードが最大になるように素振りを沢山して下さい。

ただ、ここで一点注意。素振りをする時に心がけでほしいのが、それはラケットを加速させるタイミング。

ストロークにおいて脱力してスイングできてる人はラケットヘッドが遅れて出てくるはずです。(上手くラケットヘッドを遅らせてない人はこちらの記事ご参照下さい。)

関連記事：フォアハンド脱力スイングのコツ)

ラケットを遅れせて打ててる人がインパクトの瞬間にスイングを最大スピードにするのは、インパクトの瞬間ではなく、インパクトの直前で最も速くなるようなイメージでスイングすることがポイント。

ラケットが遅れて出てくる分逆算してスイングスピードを上げるということです。

しっかりと、ラケットは体の回転よりも遅れて出てくる意識を大切にしつつ、インパクト直前で最大風速になるようにラケットを振り切る。これでＯＫです。

プロネーションはあまり使わないほうがよい

スイングスピードを上げる為にプロネーション、スピネーション(バイバイの動き)は役に立つんですが、実はデメリットもあるんです。

それはスイングがどうしても下から上になるんで、トップスピンが勝手に掛かりすぎてしまう点です。つまり、回転過多ですね。

スピードボールを打つ為には回転を減らしたほうが良いので、手首をほんの少しだけ固める意識をもってレベルスイングで振り抜きましょう。

プロネーションを使ってスイングを上げようとすると当たりがスカスカになってボールが速くならないので一生懸命スイングしても回転ばかりが掛かってしまいます。

スピードボール打つための練習法

実は最も良い練習法って、その場でボールを落としてボールを打つ練習。いわゆる手出しの練習なんですよね。

この練習の目的は勢いのない死んだボールを打つことに意味があります。

死んだボールを自分でラケットを加速させてしっかり飛ばすことで、スイングスピードの向上と無駄なくパワーをボールにぶつけられるようになりますよ。

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まとめ

今回はスピードボールを打つためのコツについて書きました。

要点は

✓スピードボールを打つためにはボールを点で捕らえる意識が大事。
✓手首は固めてレベルスイングで余計な回転を掛けないこと。
✓効果的な練習法は手出しの球出し。勢いの無いボールをしっかり打つ練習をしよう！

以上です。

テニスはミス待ちばかりしていると上のレベルには到達できません。攻めの「キレ」を上げる為にもスイングスピードを上げる練習は沢山やってくださいね。それでは！

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