サーブは「先手必勝」の技術

テニスにおいて最も大切な技術はサービス、これは間違いありません。

サービスは唯一自分でトスを上げ、自分で打てることの出来るショット。そして試合では必ず、そして頻繁に打つショット。

シングルスでは2ゲームに1回必ずサービスゲームが回ってきます。ダブルスではサービスの打つ頻度が下がるので重要度が下がると思いがちですが、実はその逆です。

ダブルスはリターンのコースが狭いから圧倒的にサービス側が有利。即ちサービスゲームを落とすことが即負けに繋がってしまうのです。

体力や、ストローク力で勝るプレーヤーにも強力なサービスがあれば勝てる可能性を秘めています。

今回はサービスゲームの意識改革や目指すべきレベルについて書きます。

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Contents

サービスは「おまけ」で練習するものではない

まずひとつ質問をさせて下さい。

あなたは、例えば2時間ある練習のうちどれくらいサービス練習をしますか?

大抵のひとは10分間アップしてラリーを60分くらいみっちり、ボレストを15分でサービスは4本でパパッと終わらせてあとはゲームといった感じでしょう。

サービス練習は地味です。面白くはないかもしれません。大抵の人は対人ラリーに時間を費やします。それは単純にラリー練習のほうが面白いからでしょう。

でもサービスが入らなくては試合も始まりません。しっかりしたサービスが打てないとビックリターナーにラリーをさせて貰える暇も与えてくれないでしょう。

逆に強いサービス持っていればどうでしょうか。

まず、どんな相手が来ても強い安心感があるのです。

サービスは先手必勝で自分から打てる技術なのです。なぜなら得意なサービスで崩せれば自分のパターンでポイントが取れるからです。

試合で自分の調子を上げる重要なポイントは如何に自分のリズムでポイントを取れるかです。そのためにはまず自分のサービスゲームをリズム良く取ること。

サービス練習はラリーができない無駄な時間だと思わず、自分の思い通りのプレーを実現できるショットだと自覚しましょう。

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目指してほしいサービスゲームのレベル

では実際にどのレベルのサービスゲームを目指せばよいのかを箇条書きにして書いていきます。上に書かれている2つは必須項目で下に行くにつれて難易度が上がります。


✓ダブルフォールト率が2ゲームに1本未満(最低ライン)
✓2ndサービスでリターンエースを狙われない程度の威力がある
✓1stサービスの確率が60%以上かつポイント獲得率が70%以上
✓サービスだけで終わるポイント(エースとリターンミス)が1ゲームにつき2本以上
✓2ndサービスでもコースを狙えるようになる


まずはこれらの基準を満たせるよう、ひそかに練習してみてください。

恐らくあっという間に仲間内では敵ナシになるでしょう。

恐らく上のレベルではこれを達成するのは難しくなるでしょう。そしたら上のレベルでこの条件を達成するまでサービスの練習をするまでです。

勿論、このレベルは例え同じレベルでもすぐに達成するのは厳しいでしょう。

しかしこの記事を見て「2時間コートを1人だけでとってビデオ撮影しながらサービス打ちっぱしようかな?」って思って頂ければ良いのです。

恐らくあなたの思考はすでに「強者」の仲間入り。しっかり鍛錬して気持ちの良いサービスゲームで相手を打ち負かしましょう(^^)/

それでは。

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