サーブにおいて非常に大切なことは「再現性」です。
サービスは常に自分のリズムで打つ事ができるショット。しっかりと反復練習すれば必ず再現性良く打てるものです。
サービスの再現性を決める重要な要素はトスアップです。
トスアップが7割くらいサービスの出来を決めているといっても過言ではありません。
トスアップは狙った場所に再現性良く上げることが求められ、指先などが当たって余計な回転が掛からないように注意しなくてはなりません。
今回はトスを上手く上げるヒントについてお教えしたいと思います。
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トスアップの基本
まずトスアップの基本について触れておきたいと思います。
まずやってはいけないのがボールを手のひらで握りしめる持ち方です。
この持ち方は湾曲した手のひらの影響を受けてしまうため、トスがまっすぐ上がらないデメリットがあります。
一方オススメはコップ持ち
親指、人差し指、中指でボールを持ち、薬指、小指でボールの下を支えます。ボールを横から掴んでいるイメージです。
フェデラーを始め、ツアープレーヤーもこのトスアップが多いです。
最大のメリットは指先の力が掛からないため、再現性が高いこと。
ただ、高く上げにくいというデメリットはあります。しかしこの方法は間違いなく安定しますのでオススメです。
ちなみにトスを高く上げたい場合は、ボールの下側を手の指全体で支えましょう。
サービスでトスを高く上げるベルディヒなどがこのタイプ。
どんな持ち方でも、トスアップに共通する大切なポイントは腕を伸ばして肩を主体にして上げることです。
イメージは「腕を棒だと思って」上げると良いでしょう。あと、トスは思いっきり上に投げるのではなくゆっくりボールを上げましょう。
頭上の棚にボールを置くイメージで上げると上手く上げられますよ。
<h2トスを上げる時、反対の手はどうなっているのか
ここからが本題。あなたはトスアップを上げる時にラケットを持つ反対の手はどのような状態でしょうか?
フォワードスイングに入るためにせわしなく動いていますか?それともラケットをかなり強く握り占めていませんか?
実はトスアップをミスしてしまう原因の一つとして反対の手が力んでいることが挙げられます。
人間の両腕は左右対称の動きがしやすいように出来ています。例えば右腕を広げるのに左腕も同時に広げたほうが、なんとなく自然だと感じませんか?
これと同じような事がトスアップでも言えます。
つまりリラックスしてトスをゆっくり上げたいのならば、ラケットを強く握らず、ゆったりとトロフィーポジションに入ることを心がけましょう。
また、どうしても上手く行かないときはトスとその他の動きを切り分けて行いましょう。
例えば先にトロフィーポジションまでラケットを持っていき、トスを上げる。またはトスを上げてからラケットを動き出すなど、「トスを上げるという行為」を行っている時は他の動作を辞めるのも手です。
ちなみに左右対称の動きをするほうがスムーズになるということは、トスアップ以外にも使えます。
応用編として、例えばバックハンドスライス。伸びのある攻撃的なスライスを打つのはどうすれば良いか?
伸びのあるスライスはフォロースルーを長く取るイメージでボールを厚く当てることです。これをより実現しやすくために\ラケットの反対の腕を広げる動作をします。\(体が開かない効果もある)
フォームを矯正するときは反対の腕も意識してみましょうね。
最後にフェデラー、ベルディヒのサービススローモーションの動画がありましたので興味がある方は下のリンクをどうぞ。
・フェデラーサービススローモーションhttps://www.youtube.com/watch?v=FBkFgS3e4QY
・ベルディヒサービススローモーションhttps://www.youtube.com/watch?v=WgnUVg5snss
良いイメージが作れると思います。それでは!
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