テニスは上達するのに非常に時間がかかるスポーツ。
練習してもあるときはサービスが良くてフォアハンドがイマイチ、またあるときは別のショットが良くなったり、と調子はその日ごと、更に言うと試合ごとに変わります。
まず最初に言っておきますが、テニスはなんとなく練習していると、なんとなくのレベルでしか上達出来ません。
しかし、練習方法や、自分の内面意識によって、技術レベルは確実に上げられる方法があります。
今回はそのシンプルな方法論について述べたいと思います。
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「目標設定」と「振り返り」を行わない人は絶対に上手くならない
まず、これはテニスのみならず、スポーツの練習における大原則は
「その日の練習は何故練習するのか?どの技術を磨くのか?」という目的、目標を明確にすることです。(目的意識の芽生え)
これは練習意欲の向上に大きく寄与することから、目的意識を持つ事はスポーツ心理学でも推奨されている理論です。
更に言うと、練習で掲げたテーマに対しての練習後に振り返ることもとても大切です。
この振り返りを行い、自分の技術到達度、次の練習に対してどう修正していくか明確にする必要があります。
この習慣をつけるためには、毎度毎度言っていますが、練習日誌をつけることが一番効果があります。
かの錦織圭も修造チャレンジでは毎日練習日誌を付くことを行っていました。
あなたが本気で上達を考えるならば、まず練習の質を上げる努力が必然的に必要になってきます。
毎日の練習できる恵まれた人でも、無駄にしないように練習日誌をつけることを強くオススメします。
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一つの技術の向上を目指して集中して練習する
もう一つ覚えておいてほしいことがあります。一つの技術の習得には多大な時間がかかるということを覚えておきましょう。
ラケットを上手く使いこなし、より攻撃的で精度の高いボールを打つためには、運動理論の理解、フォームの矯正をした上で、最終的にはそれを無意識で打てるようにする必要があるためです。
従って、例えばあなたがバックハンドの安定感を改善させたいのならば、最低でも三か月間は集中してバックハンドの改善に注力しましょう。
そして練習毎の目標設定、振り返りの項目に必ず一つはバックハンドに関する項目を入れましょう。
そうすることであなたのバックハンドは絶えず成長し、無意識で実行できるレベルまで達することができるはずです。
他の技術に関しては最悪「維持」するだけでも充分だと考えましょう。
バックハンドだけ上手くなって他で成長しないのでは返って遅いのでは?と不安になると思いますが、そんなことがありません。
あなたのバックハンドを練習しつづければ、気付かないうちにそれに付随した技術が上達しています。
例えばバックハンドリターン。沢山バックハンドを打ってれば確実にバック側のリターンは上達するでしょう。いつの間にかバックのドライブボレーが打てるようになるかもしれません。
特に短い練習時間しか取れない人は欲張らず、一つの技術に集中したほうが確実にステップアップします。
貴重な練習を「ただ勘を取り戻すだけ」で使わないようにしてくださいね。
それでは。
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