テニスの試合においてトーナメントをある程度勝ち上がって行けば、自分より強そうな人とは必ず当たります。
自分よりもはるかに戦績があり、さっきの試合を見てたけど明らかに自分よりうまい。そんな時あなたはどのような心持ちでいられますか?
試合をする前から相手の「名前負け」しているようだと、まず試合にもなりませんしまずメンタル面から改善しなくてはいけないでしょうが、普段の練習から格上相手を想定した練習をすれば少しでも気持ちは楽になるはずです。
強者プレーヤーや格上相手に勝つ、いわゆる「大物食い」のスキルもテニスにおいては実力のうち。
強いプレーヤーに勝てば勝つほど、自分に自信が湧いてきてどんどんレベルアップすること間違いなしです。
今回は格上相手に勝つための普段の練習で心掛けて欲しいことについて書きます。しっかり学んでテニス下剋上をしましょう!
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とにかく足だけは止めない。最後までボールを追いかける
まぁシンプルはお話で大変恐縮なんですが…
もう本当にこれだけは守ってほしいといえるのは決まったと思えるボールを最後まで追いかけること。
足を動かすというのは初心者でもできること。これをサボっているようなら、絶対に強者プレーヤーになれません。
格上のプレーヤーの立場から考えてみると
格下だけど何が何でも拾ってくるプレーヤーなんかと初戦なんかで絶対対戦したくないですよね?
格下に負けられないプレッシャー。調子が出ていない数十分の間にリードを取れる可能性は高いのです。
ボールを拾いまくるってのは実は相手にとっては超プレッシャー。一本でも多く打たせれば相手のミスは増えてくるもんです。
でも、ボールを拾いまくることなんていきなり試合ではできないでしょう。だからこそ練習で徹底してくださいね。
サーブ、リターンの精度を上げておく
どんだけ足を動かしてもやっぱり、そもそも一球目でポイントを取られるようだと結構きつい。土俵にも立てません。
相手のサーブを全然返せなくなったり、セカンドサーブをことごとく叩かれたら流石にリズムは作れません。
その為には常日頃からサーブリターンの鍛錬がとっても大切。格上相手にはそれでポイントを取るのではなく、
サーブならおもっきりひっぱたかれないレベル、リターンならなんとか返せるレベルにまでにはしておきましょう。
ただ、リターンに関しては周りにビックサーバーがいないと上達できないという問題点があります。
そこでオススメなのが下記の球出し練習。
格上を想定したリターン練習法
- リターン位置にいつも通り構える。
- 球出し係はサービスライン付近に立ちスマッシュでサービスボックス内に球出ししてもらう
- リターナーはスマッシュボールを何とかコートに返す。
このような練習で予め打たれたことのないビックサーバーも対応できるようにしておきましょう。
ベースライン付近の内側でラリー練習をする
普段の練習、ラリー練習における立ち位置を確認してみてください。
いつも練習でベースラインの後ろ側で打っている人、ボールの後ろから入る気持ちがあり、とても良い心構えです。
ただ、格上に勝つならば、もっと一歩上のレベルを目指してみましょう。
それはベースラインの少し内側で立ち、ライジング気味にラリーをすることです。
こうすることで相手のボールが自分に届く時間が短くなり速く感じるはずです。その為、早く準備をする癖、ライジング処理能力が強化され、また運動強度が上がるため体力も付きます。
ここでまた格上相手を想定しましょう。
強いプレーヤーのストロークってどうですか?速くて回転も強い重いボールが来るはずです。
そのボールに対していつまでも下がってラリーをしていたら一生こちらから主導権を握ることはできませんよね。
強いボールに上手く対応できるようになるためには、普段から自分が下がりながら打たずにボールを前で捕らえる練習をしておくことです。
ライジングでボールを打つ能力って実は上級になればなるほど必須科目になってきます。
ライジングでのボールを上手に処理することができれば相手の強いボールにも対応できるようになるし、自分も切り返しで速い展開に持っていけますからね。
一点注意すること。練習において全てのボールをライジングで打ってしまうと、足が止まる癖がついてしまうのでその辺のバランスは考慮しておきましょうね。
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最後に
今回は格上相手に練習で心掛けて欲しいことを三つ書きました。
要点は
✓足だけは動かしてボールはすべて拾う
✓サーブリターンを常日頃から強化する
✓ベースラインの内側でライジングの練習をする
まぁ三つ上げましたけど、口を酸っぱくして言いたいのはとりあえず足は動かそうという点。(笑)
いろんなプレーヤーを見てきましたが、やはり足を動かさない、ロクにスプリットステップすらしない人は大抵伸びしろがないです。
それは単純にボールを追いかけないだけでなく、ボールに対する打点の微調整を怠るというのも一つの理由です。
なのでまずは簡単な「足を動かしてボールをすべて拾う」という誓約だけは守って欲しいなと思います。
きっとその地道な努力が将来的にはフェデラーばりのスムーズなフットワークとして花が開くはずですよ。
今日はこのへんで。それでは!
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