photo by Si.robi
今回はティエムのプレースタイルについて書いていきたいと思います!
ティエムと言えば、強いフィジカルを活かしたトップスピンを主体とするプレーヤーですね。オーストリア出身の選手はなかなか少ないですが、過去にトーマス・ムスターという四大大会優勝を経験している名プレーヤーがいますね。
このティエム選手、長年グランドスラム優勝候補バックハンドはダウンザラインが非常に得意で、試合中何度も決められます。個人的にはティエムのバックハンドはワウリンカに並ぶ世と言われながら、得意なクレーコートでは決勝戦でナダルに辛酸を舐め、ツアーファイナルでも準優勝と最後の最後で負けてしまうという個人的にはめちゃくちゃ応援したくなるプレーヤーでした!(今は全米を取ったし全く問題なし!!)
2021年以降もさらなる活躍が期待されるティエム選手ですね!
スポンサーリンク
Contents
ティエム選手の強みはどこにある??
フィジカルの強さを活かしたストローク力
ティエム選手はまず体格的に恵まれていると思います。まず身長が185cm。この身長はサーブ、ストローク力とフットワークを両立させるちょうど良い身長です。ちなみにフェデラー、ナダル、ジョコビッチは185-188cmの間に収まっているます。
ビックサーバーのイスナー選手は200cmオーバーですが、フットワークに難があり、シュワルツマンは170cmでスピードが速く、カウンターショットが強いがサービスキープ力に欠ける。程よい身長はアドバンテージです。
ティエムはフォアハンド、バックハンド共に強力なスピン系です。バックハンドはダウンザラインが非常に得意で、試合中何度も決められます。個人的にはティエムのバックハンドはワウリンカに並ぶ世界一だと思います!!
バックハンドはスライス系、ドロップ系も器用にこなすことができるのでバックハンドのバリエーションが多いのは魅力です(※僕も片手バックの強みはバリエーションの多さだと思います。)

ティエムのラケットはバボラのピュアストライクシリーズです。バボラはスイートスポットを外してもボールが飛びやすい傾向にあります。ティエムのようなハードヒッターは多少オフセンターでも飛んでくれるラケットが良いのでピュアストライクに合っていそうです。なお同メーカーのピュアドライブと比較するとフレーム厚が薄いため、このラケットのコンセプトはパワーとコントロールの両立になります。
ストリングは同じくバボラのRPMパワーとのこと。ラケットが飛びをある程度抑えている分、飛びがある程度あるストリングを選択してるのでしょうね。ガットのテンションについて正確な情報がなかったものの、どうやら53-55ポンド程度らしいので、一般プレーヤーからするとやや硬めでしょうね。
サーブはスピン系で確率重視。スピンサーブ上手し
サーブはMAXはかなり速い部類ですが、基本的にファーストサーブにも少しだけスピンをいれています。この点はジョコビッチ、ナダルと同じ思考でファーストサーブは確率を上げて自分が優位に立てる状況をつくことに専念しています。つまり、エースは狙っていません。
セカンドは同じくスピン系でかなりスピンサーブが跳ねるようです。クレーコートでアドサイドから角度をつけたスピンサーブを打つのが好きなようで、これが一つクレーで得意パターンになっています。ジョコビッチ、フェデラーレベルではないですが、セカンドもかなり完成されているレベルだと思います。
その他のショット(リターン、ボレー、スマッシュ)
ティエム選手の良いところは穴が少ないところなので、ネットプレーもそつなくこなすことができる選手だと思います。リターンはセカンドサーブの時に後ろに下がってグリグリのスピンで返すケースが多いです。このショットはラリー戦に持ち込むには良いチョイスですが、たまに読まれてサーブ&ボレーをされることもあります。
得意なサーフェースは?
グランドスラムタイトルはハードコートの全米であるものの、強いのは間違いなくクレーコートでしょう。実際に全仏オープンでは何回もファイナリストの記録があります。
後ろに下がって強打するストローク、跳ねるスピンサーブ、ドロップショットのうまさからクレーはナダルに次ぐ最強プレーヤーだと思います。
ちなみにティエムはクレーコートでスライドフットワークを上手く使いますが、テニスシューズはアディダスのSole court boostとのこと。軽量性、安定性、快適性を実現したハイエンドモデルであり、Multi court アウトソールによってどのコートでもスライディング、グリップ共に可能とのことです。
ティエム選手の弱点は?
超強いティエムですが、僕はまだまたつけ入るスキがあるような気がします。まずハードコートでもティエムはかなりベースラインから下がって打つので先手先手で攻撃されるのが比較苦手だとみています。また苦しい状況が増えてスライスショットを多用することがあり、そのボールをトッププレーヤーに叩かれることがあります。ティエムがスライスショットを増やし始めた時は押されて多少弱気になっていることがあるので状況がひっくり返ったりしますね。

スポンサーリンク
ドミニクティエムのプレースタイルまとめ
今回はドミニクティエムのプレースタイルについて書いてみました。強みは何といっても
- 超力強いストローク力とフットワークの両立!
- 長時間になってもへこたれないスタミナと精神力!
- どのショットも平均点以上の完成度の高さ!
でしょう!全米オープンやマスターズシリーズは取っているのでまずは全仏オープンとツアーファイナルのタイトルを期待したいところですね~。年齢もそこそこ上がってきたところなのでここ何年かが勝負の年になりそう。今後に期待しましょう!!
スポンサーリンク