両手バックハンドのメリットや強みは?

photo by Marianne Bevis

こんにちは!テニスライターのTAKU(タク)です!今日は両手バックハンドのメリットについて書きたいと思います。

実は僕は片手バックハンドなので、「なんで片手バックハンドの人が両手バックハンドのことを書くの??」と思うかもしれません。が、私事ながら残念な事に右手首をテニスのやりすぎて腱鞘炎になってしまいました。最初はザムストの手首サポーターを使ってやっていたのですが、やはり年齢には勝てないようで…(笑)

具体的にはどんなシチュエーションで痛かったというと、手首のプロネーションやスピネーションを効かせた時でしたので思い切って練習は両手のバックハンドのみにしました(ここだけの話、かなり真面目にやりました。そもそもテニスするなよ!という話ですが…(笑))。

そこでは意外な事に片手バックハンドだからこその両手バックのメリットについて気づくことができました。今日はその気づきについて書きたいと思います。過去には片手バックハンドのメリットに関する記事も書きましたので今両手にするのか片手にするのか迷っている方はぜひ参考にしてみて下さいね!

関連記事:片手バックハンドのメリットや強みを知ろう

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Contents

両手バックハンドの強みとは?

photo by Kate

相手のボールの威力に負けづらい!

これですね。両手バックハンドはまぁ分かりやすいですが、最大のメリットはボールに押されづらく、コントロールがしやすいというメリットがあります。

片手バックハンドの場合、当然片手握りですので打点が少しでも狂うと途端にミスしてしまうデメリットがありますが、両手は多少振り遅れてもなんとか打ててしまうのが両手バックの強み。

リターンがとってもやりやすい!

これも上のメリットにもつながるところなのですが、サーブに打ち負けることなくしっかりとブロックリターンできるのは両手バックならではかと思います。

実際トッププロのスタッツを見てもわかるのですが、リターンのスタッツが良い選手というのは軒並み両手バックハンドの選手です。あのフェデラーでさえ、ジョコビッチやマレーのセカンドサーブポイント獲得率にはかなわないんですよね。

個人的にはこれは片手バックハンドにとっては泣き所なのかなぁと思います…

高い打点を打ち込むのが楽!

両手バックハンドだとリーチが短いため、高い打点が打ちにくいもしれないんですが…はっきりいって片手バックハンドにとって高い打点は地獄のようなものです。

利き手と逆側の高い打点はかなり力が入り辛く、センスも磨きづらいのでここの片手バックハンドはデメリットなのかなぁと感じています。

関連記事:『片手バックハンドだからこそ』の高い打点の処理方法

両手バックハンドの場合は反対の手で押し込むようにスイングすることができるので片手よりも力負けしづらいというメリットがあります!

両手バックハンドの弱みは??

両手バックハンドはこう見ると結構メリットが多いショットだということがわかりましたか?実際男子のトッププロは両手バックハンドが主流ですし、トップスピンストロークには両手バックハンドがあっていると思います。

では逆にデメリットはというと…

スイングスピードが上げづらい

両手バックハンドをトライして思ったのがこれ。スイングが窮屈に感じてしまいスイングスピードが上げられない印象を受けました。

片手バックハンドだとラケットの重みを生かした遠心力で簡単にスイングスピードを上げることができるのですが、両手バックはスイングの半径が小さいので結構苦労すると思います。その点は両手でボールしっかり押し込む「厚い当たり」と、自分の力が入る最適な打点を意識することが大切だと感じました。

リーチが短くディフェンス力に難あり…→スライスショットで解決

あと、よく言われるのは両手バックハンドの方が両手で打つ分リーチが短い。片手バックの方がリーチが長くスライスも打ちやすいから守備範囲が広い…という意見がありますが、ぶっちゃけここに関してはあまりデメリットではないと感じています。

これは一つは両手バックハンドでも体から遠いボールは片手のスライスバックハンドで打てばあまり問題ではないと思うんですよね。あと、片手バックハンドにもなんだかんだ打点がかなりシビアなのでしっかり足を動かさなくてはなりません。なのでリーチが短い分沢山足を動かさなくてはならないということはないと思います。

まぁこのくらいで両手の方が主流だけあってメリットが多いように感じています。(僕は片手ですけど…)

では両手バックハンドにマッチしたプレースタイルは?

ここはとっても大事だと思います。両手バックハンドはこれらのメリットを生かしたプレースタイルというのはずばり

アグレッシブベースライナーorカウンターパンチャー

でしょう。両手バックハンドは片手バックハンドと比較するとスライスを打つときに片手になるのでばれやすいので、いっそしっかりと両手のトップスピンストローク、フラットドライブを主軸にしたほうが良いと思います。

また、リターンゲームに強い点もストローカー向きでしょうね。

反対に片手バックハンドはスライス系のショットが上達しやすいのでネットプレーをしっかり混ぜるのが重要ですね。

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まとめ

今回は両手バックハンドのメリットについて書いてみました。

要点は

✓振り遅れに強く、ストロークが安定しやすい→ストローカー向き
✓スイングスピードが上げづらいのでパワーの出力が重要。
✓リーチの短さをカバーするためにバックハンドスライスを覚えると良い。

です。自分の求めているプレースタイルに合わせて考えるのが最も良いと思います。

今日は以上です。それでは!

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