フォアハンド テイクバック ラケットの角度について

フォアハンドのテイクバックは

プレーヤーによっても多種多様であり、同時にいろんなプレーヤーが悩んでいるかと思います。

テニスは始めたころはバックハンドに主に悩みを抱える方が多いのですが、続けれていくうちに次第に安定する傾向にありますが、フォアハンドはそうはいきません。実際、上級者でもバックハンドよりもフォアハンドのほうに悩みを抱えるかたは非常に多いのです。

フォアハンドをより安定させるためには打つ前段階であるテイクバックに注意を払う必要があると思います。適切な準備をしておけばボールに対して振り遅れが少なくなるのでそれだけミスショットも減るはずです。

以前もフォアハンドのテイクバックに関する記事については書きましたが、

関連記事:テニス フォアハンド スイングスピードの出るテイクバックの形とは
関連記事:フォアハンドのテイクバックを小さくしすぎる弊害

今回はフォアハンドのテイクバックにおけるラケット面について書きたいと思います。

よく言われるアドバイスとして「ラケットをしっかり立てる」というものがありますが、ラケットを立てるときのラケット面をしっかり意識しないとフォアハンドの安定感が損なわれる可能性があるのです。細かいポイントですが、重要な要素なので是非ご参考下さい。

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Contents

フォアハンドにおいてはテイクバックでは面の開きに注意する

フォアハンドにおいて特に注意して頂きたいのが

フォアハンドの時に面が上方向を向いていることです。少しわかり辛いかもしれないので動画紹介にて説明します。

実は面がかなり開いてフォアハンドを打つ選手、しかもトッププロにいます。ファン・マルティン・デルポトロ選手です。

Essential Tennis様提供動画

デルポトロ選手は言わずもがな、ミサイルフォアハンドを持っている選手ですが、テイクバックがかなり特殊。テイクバックで面がかなり開いているプレーヤーです。(一体どうやったらこのテイクバックできれいにミートできるのが、僕にもわかりません…)

この面の開きは一般プレーヤーが真似するとトップスピンが掛かり辛く、オーバーミスが多くなるデメリットがあります。フラットに当たりすぎてしまうリスクがあるので真似しないのが無難。デルポトロ選手が天才なだけと考えましょう。

テイクバックは面を伏せ気味が良く、45°くらいがベスト!

ではテイクバックの面をどうすればよいかというと少し、面を伏せ気味にしてみましょう。特に面の向きは地面に対して45°を意識してみましょう。

フェデラー選手、ディミトロフ選手のフォアハンドを確認してみましょう。こちらも動画紹介にて説明させて頂きます。

Essential Tennis様提供動画


フェデラーは結構分かりやすく45°くらいの面の伏せ具合。ディミトロフは前腕の捻りが強いので分かり辛いですが、面が伏せ気味なのが分かります。

フォアハンドテイクバックで面を伏せ気味にするとトップスピンが掛かりやすくなります。フォアハンドで面を伏せ気味にしておくとインパクトの時に面が伏せ気味になります。その結果、確実にトップスピンが掛かるようになるのです。

但し、「面の伏せ具合」というのも重要で、面が地面に平行になる具合だと今度はインパクトの時にラケット面が伏せすぎてしまうというメリットがあります。なのでほどほどが一番、イメージとしては45°くらいがベストです。

打ちたいショットによって面の伏せ具合を変える

ファンマルティンデルポトロ選手とフェデラー選手、ディミトロフ選手の打つボールの傾向を見てわかると思いますが、一般的にフラットボールを打つプレーヤーは面が地面に対して垂直になり、ヘビースピンを掛けるタイプは伏せ気味になります。

更に言うと、自分が打ちたいボールによって面の伏せ具合も調整しています。(大半は無意識でしょう。)例えばフォアハンドの逆クロスなら面は伏せずに、サイドに振られたリカバリーならヘビースピンを掛ける為に伏せるといった具合アです。

自分の打ちたいボール、目指している球種があるならばフォアハンドのテイクバックを見直してみると改善するかもしれませんよ!

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まとめ

今回はフォアハンドのテイクバックにおけるラケット面について書きました。

要点は

✓フォアハンドテイクバックの角度によってトップスピンのかかり具合が変わる
✓一般的には地面に対して45°くらいがバランスが良い
✓フラット系なら地面に対して垂直、スピンなら伏せ気味で

です。テイクバック1つでどんなボールが打ちやすくなるのかが変わってきます。やはり記事を書いていて思うのが本当にフォアハンドストロークは奥が深いですね。

面の伏せ具合をコントロールして思い通りのストロークを打てるようになりましょう!

今日はそのへんで。それでは!

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