photo by Marianne Bevis
アメリカのネブラスカ州リンカーン出身のプロテニス選手。
キャリアとしてダブルスが先行しており、カナダのV.ポシピシルと組んだ2014年ウィンブルドンダブルスで、ブライアン兄弟を破って優勝している。その他リオオリンピック男子ダブルス銅メダリスト、混合ダブルスは金メダリスト。
シングルスは2017年に大ブレイク。優勝しないとワールドツアーファイナルに出場することができないパリ・ロレックスマスターズでなんと第16シードから優勝してしまった。ワールドツアーファイナルでもリーグを勝ち抜き、準決勝に進出した。(ディミトロフに6-4, 0-6, 3-6で敗退)大舞台に強い「持っている男」のようだ。
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プレースタイル
サーブ、フォアハンド、ネットプレーを使って強烈に攻めてくる完全にアメリカンなプレースタイル。フォアハンドの強引にでも打ってくる感じなどことなくロディックに似ている(気がする。)
ベースラインでのプレー
ソックはとにかくフォアハンドが強い。ベースラインでは、なるべくバックで打たずにフォアハンドを多用してくる。
フォームを見てみると超コンパクトなスイングで一気に加速させるようなスイングで打つ。体格が大きいからこそ、ここまでコンパクトでも良いボールが打てるのかもしれない。
対してバックハンドはスライスを多用する。(これもアメリカンテニスっぽい)また、バックハンドはフォアハンドと同じ面で打つという妙な癖を持っている。フォアハンドに対して、バックハンドはややコースが甘くなることが多いため、良く狙われることが多い。
ネットプレー
ソック選手は大味のような印象を受けるが、ダブルスのキャリアが先行したのもうなずけるくらいネットプレーが上手い選手。反応も良く、タッチ系のボレーセンスが秀でている。フォアハンドの強打から、ボレーをきっちり決めることができる。
サーブ
サーブはロディックのようにスピードを最大限に活かしたサーブというより、最初の構えはクローズドスタンスを大きめにとることでコースを隠しつつ、強力な回転系サーブでエースを量産するタイプ。ここ最近で流行っている、ナチュラルスピンサーブ系のフォームでサーブを打つ。
参考:ソックのサーブ練習動画
ソックのようにしっかりとクローズドスタンスでサーブを打つと、コースを隠しつつ、回転で確率を上げられることができるため、とてもサーブが安定するので是非真似してみよう。
弱点
ソック選手の弱点はやはりバックハンド。例えば、錦織選手ならばバックハンドの打ち合いで十分に勝てるので、「回り込みフォアハンドを打たせない」配球をしつつ、バックハンド勝負に回せられれば、ラリー戦に優位に立つ事ができるだろう。
また、ソックはプレー自体がかなり淡泊な選手で、ナダルのように全てのボールを超全力追いかけるプレーヤーとは真逆の存在のようだ。自分がチャンスボールを与えてしまうとあっさり諦めてしまうこともある。
また、負けるときも意外と淡泊にあっさり負けてしまうことが多い。ソック選手はいかに得意なフォアハンドを打たせずに勝負に勝つのがとても重要なようだ。
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プレーの見どころ
ジャックソックは豪快なフォアハンドと、きれいなタッチセンスを持った面白いプレーヤー。
ソックの試合を見るときは
✓強引にでも回りこんでいくビックフォアハンド
✓鋭いショットからのキレのあるネットプレー
✓随所で見られるタッチセンス
に注目して試合に観戦しよう!
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