全仏オープン2017年4回戦、錦織圭選手はスペインのフェルナンドベルダスコ選手に0-6,6-4,6-4,6-0で勝利しましたね。錦織くんおめでとう!
内容的には錦織のフィジカルに関する問題があるけれども、何とかギアを上げて勝利した試合でした。ベルダスコ選手とは去年の3回戦でも当たってますが、去年ほどの爆発力はなかったみたい。そこが救いでした。
ハイライトはローランギャロス公式アカウントのyoutubeで見れますね。ここのサイトでは再生できないようなので見れなかった方はyoutubeで見てくださいね。
今回は彼のプレーを見て素直な感想を書きたいと思います。
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錦織圭の選手としてのピークは過ぎたの?
ケイ君が大活躍したのは2014年の全米準優勝。そこから2016年終わりまではかなり安定して(というか異常なくらい)勝てていましたね。
しかし、2017年は格下への取りこぼしがあるため、どうしても錦織ファンは物足りない、ひょっとして選手としてのピークは過ぎたの?思う人もいるようです。
でも、僕が色んな試合を見た感想は「選手としてのピークというより、メンタル面で迷いを持ってそうだな…」という印象を持ちました。チャン・ヘヨン選手の時もそう。つまり、自分のテニスに疑念を抱いている状態。
今季において試合ごと、あるいは試合中におけるプレーレベル、集中力のバラツキが大きいのはやはりメンタル面の影響が大きいでしょう。
今回、彼がベルダスコに勝利した後のオンコートインタビューで「後半はラケットに球が乗る良い感覚で打てた」という表現をしていました。この状態がまさに自分のテニスを信頼しきっている良い状態なのでしょう。今季は恐らくこの状態が試合中はあまり感じれなかったのだと思います。
この良い状態を意図的に取り戻すのは難しいですが、大切なことは試合で自信を深めていくことだと思います。そういう意味ではフィジカルが不安視される中、強敵のベルダスコに勝ち、シードを守りきった経験は今後の自信に必ずなるはずです!
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メンタルを安定させるためにも、フィジカルの安定感が欲しい…
そしてそのメンタリティが安定しない大きな要因の1つは怪我が結構続いている点。やはり体のどこかで痛みが出ると、プレーを迷いが出てしまうのは仕方ないことですよね。
まぁ、錦織選手は以前からフィジカルに関して問題視されていて、それを打開すべく様々な試みをしていました。例えば
✓後ろに下がらないライジングテニスで移動距離を減らす。
✓サーブのフリーポイントを増やすためにラケットを改良する
✓サーブ&ボレーを増やす。
など第三者からでも分かるだけでもこれくらい大胆に改良してきました。逆に言うとこれだけプレー、道具を改良しても怪我をしてしまう状況なんですね。
うん、やっぱりあくまで予想しかできない身ですが、ツアースケジュールの見直しが一番なのか…と思います。(今回も前週にジュネーブ出たし…)
次の準々決勝は宿敵アンディマレー。全仏では徐々に自信を取り戻しているので相当タフな試合になるはず。次の試合も見逃せないですね。体調は万全ではないですが、最後まで戦ってほしいですね。
日本の星、頑張れKEI!!!
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