【ルキシロン アルパワー(LUXILON ALU POWER)】 レビューとインプレ

はい、今回は定番中の定番、ルキシロン社のアルパワーについての評価を書きたいと思います。

ポリエステルストリングを張っている方なら一度は張ったことがあるであろうアルパワー。確か、このルキシロンというメーカーがブレイクしたキッカケはG.クエルテンが全仏を優勝した時代だったはず。確か彼は長時間の試合で一度もラケットを変えずに戦い抜いた、その時のストリングがルキシロン社のストリングだった(その時はオリジナルというストリングを張っていた)…とのことです。

恐らく、そのくらい耐久力が良い、ということを言っているのでしょうが、どちらかというとルキシロンのストリングにおける「強みは」そのほかのメーカーにはない柔らかさや食いつき感なのではと思っています。

今回は、食いつき、反発力、スピンがバランスが良く最もポピュラーなアルパワーのノーマルタイプのレビューです。アルパワーにはアルパワー フローロアルパワー ラフ等のフィーリングやスピンを更に高めたタイプもあるようですが、こちらは後ほどレビューさせて頂きます。

スポンサーリンク

Contents

概要

『説明』:ATPツアーにおいて最も使用されているストリング。驚くべきパワー、スピン、コントロールを高次元で 提供する。ATPのトップ100のうち73%が使用している。
『カラー』:シルバー
『材質』 :ポリエステル・アルミファイバー
『形 状』 :ノーマル
『ゲージ 』:1.25,1.38

良い点

  • ポリストリングの中では反発力が強い上に、スピンも良く掛かる。
  • 独特の「包み込む感覚」を持っていてコントロールがしやすい。タッチショットも打てる
  • ポリの中では最高に柔らかい領域。腕への負担もかなり少ない。

悪い点

  • 張りあがった時点では「最高」だが、その後の落差が結構激しい。フィーリングがかなり変わる。
  • テンション維持性能もあまり良くない。
  • ポリエステルストリングの中でも値段が高い。

スポンサーリンク

総評

このストリングはポリエステルとは思えない柔らかさ、反発力とポリエステルの強みであるスピン性能、耐久力を両立した、高次元のストリングであるということが言えます。が、やはり気になるのがフィーリングの落差ですね。柔らかいストリングの宿命でもあるテンション維持がそこまでよろしくなく、時間がたったアルパワーは「ボヨーン」とホールド感が強すぎて歯切れの悪いストリングになってしまうんですよね。

8年間くらい使い続けた、思い入れのあるガットなのですが、僕が出した結論はこのガットを張るならば週1回は必ず張り替えたいですね。フィーリングが変わってしまうと上達の妨げになりますから。ガットのコストパフォーマンスが悪くても、高い性能のガットを使いたい!という人は使う価値がありそうなストリングですかね。

ただ、このフィーリングは一度は試して見る価値があるので是非どうぞ!

スポンサーリンク

関連記事