今回はポリファイバー社のストリング、TCSという商品のレビューを書きたいと思います。
このポリファイバー社という会社はドイツの会社であまり知らない人も多いかもしれません。大抵知られているストリングメーカーと言えば、バボラ、ルキシロン、キルシュバウムあたりでしょう。ただ、この会社も結構侮れなくて、ここが出しているストリングもラインナップはポリエステル系だけですが結構柔らかいフィーリングのものが多く、一般プレーヤーにもオススメできるストリングが多いです。
今回はこちらのレビュー結果について書きたいと思います。
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概要
『説明』:ポリエチレンをストリングにした新素材ストリング。またレモンピール加工という独自のコーティング方法を採用しており、ポリエステルの耐久力と柔らかさを高次元で実現したストリング
『カラー』:イエロー
『材質』 :ポリエステル
『形 状』 : ノーマル
『ゲージ 』:1.20,1.25,1.30
良い点
- ポリエステルとは思えない柔らかさ。ホールド感かなり強め
- 反発力が抑えめなのでナイロンよりボールをしっかり潰せる
悪い点
- インパクトの感触がぼやけやすい
- シャープな打感、弾きを求める人には不向き。好みは分かれるかも。
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総評
このストリングは結構分かりやすいストリングでしたね。
簡単に言うと最大の特徴はポリエステルストリングを打ってる感覚を無くすくらいの柔らかさでしょう。
ポリエステルと言えばオフセンターで打った時の肘に来るビリビリとした痛みとかがいわゆる「嫌な振動」でしょうけどね。このガットを張るとそういった振動を打ち消してくれます。なんかイメージ的には振動止めを使ったような錯覚になります。
なので逆にデメリットがあるとすれば「振動を情報としてある程度残しておきたい」プレーヤーは不向きかもしれませんね。どうしても柔らかいガットはインパクトがぼやけがちで、そこから得られる情報が薄れていくのでその点は要注意です。ある程度耐久性があるガットを使いたい。けど本格派ポリはちょっと肘に…というプレーヤーに対してはポリとナイロンの中間に位置するガットなので良いかと思います。
対抗馬があるとすればテクニファイバーのブラックコード(レビュー記事)かな。こちらのタイプはフィーリングが似ているので比較して良いほうを選んでみても良いかも。そこにスピン性能が欲しければTCSラフタイプも良いかもしれません。
あるいはRPMブラスト(レビュー記事)なんかをチョイスしてみても良いかもしれませんね。
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