「どうしよう…サーブが全然入らない…ダブルフォルトばかりで試合にならない…」
普段はそれなりにサーブが入るのに、なぜがサーブが入らない、サーブがおかしくなってしまった。そんな苦い経験、テニスプレーヤーなら誰しかもがあるかと思います。
テニスの試合におけるサーブの支配力はとてつもなく大きいです。サーブはポイントが始まる第一打。サーブの良し悪しがその後のラリー戦の優劣を決めると言っても過言ではないでしょう。
実際あなたはサーブが上手く打てなくなったらどんな対応をしますか?
サーブは自分で打てる唯一のショットです。それ故に自分のメンタリティにも大きく影響が出てしまうショット。ちょっとした過度の緊張か、あるいは緊張のほつれでサーブが入らなくなることは多いと思います。
試合で突然起こってから考えるのは遅すぎます。試合で起こりうることは予め「どうするべきか」、を決めておくことはとても大切。ましてはサーブという大切なショットならなおさらです。
今回は、具体的な策を持っていない方のために比較的一般的な対処法をご紹介します。ぜひぜひご参考下さい。
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まずはトスアップから疑ってみる
サーブのリズムが悪い要因、それはトスアップであることが非常に多いです。
トスアップはサーブの回転、リズム、コースの全てを変えてしまう要因になります。サーブの成功要因はトスアップが7割という格言はあながち間違っていないでしょう。
トスに関してのチェックポイントは
✓トスを上げたい位置からのバラツキが大きくないか
✓高さは狂っていないか?
✓余計な回転は掛かっていないか?
などを確認してみて下さい。
もし「いつものトスと違う…」と少しでも感じたならば、ポイント間やサーブを打つ前に1〜2回トスアップをしてみましょう。これだけでも改善効果がありますよ!
真っ先に封印するのはスピンサーブ
僕はスピン系のサーブが得意ですが、あまりにもサーブの調子が悪い時はまずスピンサーブを封印します。
スピンサーブは体の頭上あたりで打つため、人間の構造上打ちづらいサーブです。また、縦回転を加えるために膝の曲げ伸ばしを使うのでそれも「サーブのバラツキ」を生む要因になります。
スピンサーブは正しく打てれば確率良く入りますが、正しく打つこと自体が難しいショット。特にサーブのリズムが悪い時はなおさら。
自然な形で打てるスライス系のサーブを打ちましょう。スライスかトップスライスサーブが良いでしょう。スライスサーブなら膝の曲げ伸ばしをあまり使わずにそれなりのサーブが打てますよ!
関連記事:スライスサーブの基本や打ち方 攻撃的に打つコツ
関連記事:トップスライスサーブの基本、打ち方のコツ
それでも治らない時はトロフィーポーズを作ってからサーブを打つ
どうしても治らないときに有効な手段は最初からトロフィーポーズを作って打ちましょう。トスアップの前の時点でラケットを肩の上に上げ、その状態からサーブを打ちます。
このようにして打つ理由は、なるべくサーブを簡略にしてバラツキを抑えるのが目的です。サーブの動きが少なければ威力は多少落ちてもコンスタントにサーブが入るようになるはず。
このトロフィーポーズサーブは再現性が上がるのはもちろん、もう一つメリットがあります。
それは運動連鎖がスムーズになり上手くボールにパワーを伝えることができる点です。これを行うの前と後では、使う筋肉が少ないのに関わらず、逆にサーブが速くなることもあります。トロフィポーズサーブはフォーム確認としてのサーブ練習としてもおすすめですよ!
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まとめ
今回はサーブが試合中入らなかったときの対処法について書きました。
サーブが試合中突然入らなくなったら
✓トスアップがずれてないか確認(打つ前に軽く練習)
✓スライス系サーブを使う
✓サーブの動きを簡略化してみる
以上になります。
もしものための対処法を知らないのでは実戦では大違いです。試合では何が起きるかなんてわかりません。備えあれば憂いなしの精神で普段から「緊張しても必ず入るサーブ」を作っておきましょうね!
今日はこのへんで。それでは!
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