あなたは大事な試合でプレッシャーを感じてしまい、思うようなプレーが出来なかった経験はありますか?
ここ一番の試合でビクビクしてしまい、本来の力を発揮せずに負けてしまった経験はスポーツをやっていたら必ずあるはずです。
ビクビクしてしまう最大の要因は、「負けてしまって皆に冷たい目で見られるのではないか、」とか「負けたらショックを引きずって負け癖がついてしまう。。」という負けることに対する過度のプレッシャーです。
しかし、試合を大事にすれば大事にするほどプレッシャーというのは感じてしまうもの。と言うよりも、むしろ全く緊張しないほうが大問題。本質的に試合に対して本気になっていない証拠です。
プレッシャーは試合中出来れば感じたくないと思う人がいますが、一方で本当にプレッシャーは自分のプレーを阻害するだけのものなのでしょうか?
今回は試合における独特の緊張感、重圧感を上手く利用する心構えについて書きます。それはただのおまじないでなく、スポーツ心理学に基づいたお話です。
緊張癖がある人は必見です。
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ストレスがないと人間はサボる生き物
まず人間の心理学のお話なのですが、人間はプレッシャーがないよりも、適度なストレスあったほうが効率が上がる
ストレスを提唱した心理学者ハンス・セリエの言葉を引用させていただくと
「ストレスは人生のスパイスである」byHans Selye
という格言を残しています。
これを実体験にして当てはめてみますと…
(例)あなたが長期休暇に入りました。しかしやらなくてはならない課題があります。
質問:休暇に入ってすぐ始めるのと、休暇が残り1週間でやるのではどっちのほうが集中してできますか?
恐らく大抵の人は「間に合わなかったら大変だ!」というプレッシャーが掛かる直前のほうが集中力は増すはずです。
テニスにおいても同様で、プレッシャーやストレスがかえって集中力になり、パフォーマンスを引き上げます。
ストレス、プレッシャーの関係性は下記の図のようなモデルが提唱されています。
このグラフが示すように最高のパフォーマンスを実現させるためには適度なプレッシャーが必要となるのです。
但し、一点注意すべき点があります。
このグラフの放物線の頂点がどこに存在するかは人それぞれ異なるという点も認識しておきましょう。
つまりプレッシャーが大きいほうが、上手くプレーできる人もいれば少ないほうがプレーできる人もいるということです。
しかし、少なくとも言えるのはプレッシャーがないとパフォーマンスは絶対に向上しないということです。
あなたが緊張しているという事象はそれだけ試合を大切だと思っている証拠。
プレッシャーを完全なる敵だと思わずに適度にコントロールすれば、むしろ味方になるという認識をしてくださいね。
別の記事でプレッシャーコントロール術については書きたいと思います。
プレッシャーは味方。こう思うだけでも過度な緊張感は和らぐはずですよ。
それでは!
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