テニスで「ラケットをしっかり振り切る」ってどのくらいの振り切るの?

この記事で分かること:「ラケットをしっかり振り切る」というアドバイスの正しい解釈


こんばんは!Tkです。

今回はラケットを振り切るという概念についてのお話について書きます。

テニス雑誌とか、テニススクールのコーチとかでよく「ラケットはしっかり振り切って打つ」というアドバイス、よく見たり聞いたりしますよね。

良く見かけるのはサーブとストローク関連かなっておもいます。

例えばどんな感じかっていうと

「セカンドサーブは回転を掛ける為にしっかりラケットを振り切ることを心掛けよう」

とか

「今のはラケットを止めないで!しっかりラケットを振り切ってトップスピンを掛けてくださいねー!」

とか、こんな感じです。

まぁ確かに言ってることは間違ってないし、半分くらいは賛成できるんです。が、

このアドバイスって実はちょっと適当。テニスにおいて「ラケットを振り切る」概念って言葉を聞くと間違った解釈をする可能性があったり、この記事にも書きましたけどその概念が上達の妨げになったり、最悪ケガしてしまうことだってあるんです。

そこで今回は正しい振り切り方について学びましょう!(なんか日本語がおかしい…?)細かい話かもしれませんが、どうぞよろしくお願いします!

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Contents

「ラケットを振り切れ」は100%の力でフルスイングしろって意味じゃない

普通、テニスを全く知らない日本人がラケットを振り切れって言ったらどんなイメージをしますか?

僕が仮にその立場なら、そのアドバイスを聞いて「ラケットをバットのようにフルスイングすれば良いんだ!」って思います。

でも実際はこの100%の力ってのは完全に間違いなんです。テニスにおいてパワーを100%使いきるってことは絶対にないのです。

これはなぜかというと二点

✓テニスでは体を柔らかく使ってラケットを加速させるスポーツ(少し抽象的ですみません)
✓テニスは同じショットを何百回も打つからパワーより再現性が大切

だからなんです。

テニスにおける体の使い方は一言で言い表すのはとっても難しく、それだけで10記事くらいかけそうなんであえて抽象的な書き方したんですが、そうなんです。

あと、テニスの試合って結構長いですよね。サーブもストロークも何回も打つから当然体が疲れてくる。そう考えると100%の力を使わないことは頷けてきますよね。

では本題。どのくらいの力で振り切ればいいのかというと…

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振り切りは最大でも80%くらいで。それ以下でも全然OK

結論から言うと

振り切るときのパワーはせいぜい80%くらいの気持ちで振るのが良いです。それ以上は返ってスイングスピードが遅くなったりケガの元です。体の柔軟性が損なわれずラケットのヘッドスピードを挙げられるのはせいぜいこれくらいです。

またこれ以下のパワーでも全然構いません。テニスはパワーを思いっきり使わなくてもラケットは振り切れますからね。

ただ10%、20%のパワーとなると(これも完全に感覚的なお話なんですけどね)それは丁寧すぎて振り切れてない当てるだけのスイングになっちゃうんで最低でも50%以上の気持ちでラケットをスイングして頂ければ、と思います。

だから実際の例に当てはめて考えると

「トップスピンを掛ける為にラケットをしっかり振り切る」→「ラケットを加速させるために50~80%のパワーの範囲でラケットをスイングさせる!」

と解釈して頂ければと思います。

まぁ、実際のところプレーヤーそれぞれには根本的にスイングスピードの違いがあるんで、50~80%というアドバイスが本当に正しいかは定かでないんです。(故に範囲を広めに書きました)

ただ、少なくとも言えるのはテニスにおいて全身全霊を掛けてスイングする場面はないってことです。これだけを分かって頂ければと思います。

全力スイングは特に肘とか手首をやっちゃう可能性があるから気を付けてくださいねー!

今日はこの辺で。それでは!

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