ボレーは「キャッチボールの感覚で!」のアドバイスについて考えてみた

この記事で分かること:ボレーはキャッチボールでというアドバイスの真意、キャッチボールを使った練習法


今日はちょっと細かいけど最近気になっているアドバイスについて思ったことを書いてみます。というか、このアドバイス結構好きなので。

よくテニススクールとかで言われる「ボレーはキャッチボールと同じ感覚ですよ~」という割と定番なアドバイスについて考えてみました。

色々考えたんですけど、このアドバイスってなかなか良いなって思えて、それは両者に二つの共通点があるからです。

今回は共通点の確認とその認識を生かしたキャッチボールによるボレー上達法についても書きますよ。

但し、前提としてボールキャッチする手は利き手と仮定します。

スポンサーリンク

Contents

ボレーとキャッチボールの共通点その①

まず一つめはというと

✓膝の曲げ具合

キャッチボールでボールを取る時、低いボールってどうやって取りますか?

普通確実に取るならば膝をしっかり曲げて姿勢を低くし、ボールに目線を合わせて取りますよね。

またボールの勢いをある程度吸収しなくちゃいけないから膝をクッションのように使い、威力を吸収します。

実はこの感覚って丁寧にローボレーを打つときに結構大事になってくる動き。

ローボレーの極意は低い姿勢を保つこととボールがオーバーしないようにほんの少しの柔らかさを体全体で作ること。

そういった感覚をキャッチボールを通じて養えるのでは、というのが私の意見です。

スポンサーリンク

ボレーとキャッチボールの共通点その①

二つ目は

✓フォア側のボールをキャッチする時の手のひらの向きがフォアボレーの時と同じ

これを実感してもらうためには下の方法を試して見てください。

まず誰かにフォア側にボールを投げて貰い、ラケットを持つ手でボールをキャッチしてみましょう。

そしてボールをキャッチした時に体を静止させ、手のひらをそのままの状態でラケットを持ってみてください。

ラケット面を見てみると、ボレーの理想的な面にかなり近い形になりませんか?

実際にはもう少しだけ面を開かせたり、微調整が必要なんですけど、キャッチボールとフォアボレーは面感覚がかなりリンクしているといえます。

ボレーにおける面感覚も養えるのもキャッチボール練習法の強み。

ちなみにバックハンド側は手のひらでなく、手の甲と面の向きがリンクしているので例えばボールを投げてもらい、手の甲で払う練習をすると、感覚を養えますよ!

キャッチボールって練習前のアップに結構有能な気がする

今回なんでこの記事を書いたかっていう結論はここに収束するんですけど

キャッチボールは肩を温めつつ、ボレーの足腰の動きの確認、ボレーの感覚(独特の柔らかさ)を養うために結構有能な練習方法なんじゃないかなって思うんです。

キャッチボールによるアップはただの練習にも試合前のアップにも使えるはずです。

試合なら例えば、ダブルスのトーナメントで試合会場で場外の待ち時間で限られたスペースでしかアップできない場合など。

そんな時にペアの方とキャッチボールで練習してみてはどうでしょうか?

キャッチボールに高いボールやハーフバウンド等のバリエーションをつければファーストゲームでの平行陣のミスを減らせるかもしれません。

距離は大きく取らずに短い距離でも十分にボレーの感覚を養えるはずですよ。

スポンサーリンク

最後に

今回は「別のスポーツを引き合いに出す」といういつもと違った視点で記事を書いてみました。

違う視点や他のスポーツから上達のヒントも得るのってとっても楽しいことですし、同時に上達する上で大切なことでもあると思うんです。

「雑誌でこういう風に書いてたから違いない!」とか、いわゆる固定観念が上達の最大の敵ですからね。

練習は固定観念に問わられず、いろんな試みを取り入れて練習を楽しみましょう!

それでは!

スポンサーリンク

関連記事