ボレーでのラケット面の作り方、向き、ラケットセット

ボレーはインパクトの面の形が特に重要な技術です。

テニスの基本は「インパクトで起きてることが全て」ですから、どんなに足の使い方や、上半身を気にしてもインパクトの面の作り方がミスするかどうかは決まってきます。ボレーはストロークと異なり、強いトップスピンでコートに入れることができないのでなおさらですね。

以前ボレーの基本的なことを記事にまとめました。

関連記事:ボレーの基本やコツ、練習方法について

今回はボレーの面の作り方、ラケットセットについて特化して説明したいと思います。

ハイボレーでおもいっきりフカしたり、ローボレーの確率が悪い方はこの記事を読んで改善するかもしれません。それらの技術は高さによって当然面の作りを変えなくてはなりませんからね。

あなたのボレーのフィーリング向上に貢献できればと思います。

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Contents

最高のボレーを打つための絶対条件とは

ではまずこれだけは守ってほしい点を先に上げます。

ボレーはコンチネンタルグリップで握り、ラケットをしっかり立てること。これだけは絶対守って欲しい点です。

フルウエスタングリップの厚い握り、いわゆる軟式ボレーはローボレーがやりづらく、伸びしろがありません。また、コンチネンタルで握ったときに手首が折れて、腕とラケットが一直線になっている人も要注意。

基本的にこのラケットと腕が一直線になる硬式テニスでは全く使いません。ボールの衝撃でかんたんに手首が折れますからね。
コンチネンタルグリップで握った時に手首を曲げずにしておけば、ラケットと腕は約90°くらいの角度がつくはずです。この角度はボレー中になるべく崩れないように注意しましょう。

ラケットの握りについては細心の注意を払ってください。

ラケット面の作り方について

ボレーでのラケット面の角度には細心の注意を払いましょう。ここの感覚を養えば飛躍的ボレー成功率は上がります!

先程言ったようにロー、ミドル、ハイでラケットの角度を変えましょう。今までボレーは全てラケット面はスライスだと思っていた人はその概念を捨てて下さい。そのままだとローボレーが上達しませんので注意しましょう。

ラケット面の作り方が参考になるのが卵の形という考え方です。下記に図を示しています。


すなわち、ローボレーなら面を上向きに、ミドルならほぼフラットに、ハイボレーなら面を伏せ気味にしてみて下さい。特にハイボレーでスライス面を作ろうとしている人は初心者でよくいますので面を伏せる感覚を大切にしてくださいね!

ラケットセットの位置

ローボレー、ミドルボレーが来たときのそれぞれにおいてラケットセットで気をつけて頂きたいことがあります。

それは相手が打ってきたボールに対して少し下にラケットをセットしてください。

これは基本的に相手のパッシングショットはトップスピンをしっかり掛けてくるのでボールは沈んでくることが多いためです。ラケットがボールより高い位置だとネットする確率が高くなりますからね。

但し、スライス系は浮き上がって来る軌道なので反対に少し上側にセットしましょう。ここらへんのラケットセットの感覚は難しいですが相手の構え、面の向きでボールの球種は把握できます。

普段からボールの打った後に相手のことをしっかり観察する癖をつけましょう。相手の動きを見れば次にどんなボールを打つかはある程度予測できてしまうものですよ。

更に慣れてきたらラケット面のどのエリアに当てるのかを考えよう

上級者にとって必須となるのがラケットの真ん中より少しずらしてスイートスポットに当てる技術。これはトップスピンの基本を書いた記事にも少し書きましたが

関連記事:テニス ストロークの基本 トップスピンを打つコツ

ボレーにも最適なスイートスポットがあることをご存知でしょうか?

ボレーのうちミドル〜ハイボレーのエリアはラケットの真ん中よりもほんの少しだけ根本よりで当てると安定感が増します。

なぜかを考えてみましょう。これはボールがインパクトした瞬間にラケット面がどちらを向くかで判断すると分かりやすいです。

例えば逆にラケットの先にボールが当たるとラケットはどこを向くでしょうか?ラケットは衝撃で上を向きますね。つまりトップスピンと同じように先端よりに当ててしまうとボールがアウトしやすくなるなです。

アウトしがちなボレーはラケットの中心からほんの少し根元側で当てる(ほんの数センチの話ですよ)。これでキレのあるボレーになるはずですよ。

ただローボレーだけは面の真ん中に当てる意識を持ったほうが良いと思います。なぜならミドル、ハイとは難易度が全く違うのと、面の角度の作り方の神経を集中させなくちゃいけない技術ですからね。

以上の点を意識して頂けらば、ボレーの安定感、キレは両立できるはずですよ。

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まとめ

今回はボレーの面の作り方について書かせていただきました。

要点としては

✓ボレーの大前提はコンチネンタル。その時ラケットと腕でできる90°の角度を意識すること
✓ロー、ミドル、ハイボレーの面の向きは「卵の形」意識すること
✓相手の打ったボールの回転によってラケットセットを微調整する
✓ミドル、ハイはラケットの真ん中よりすこし根本で当てると安定感と威力UP

以上です!

もしどうしても上手く行かない人は下記記事もご参考下さい。
関連記事ボレー上達の秘訣は力加減を覚えること
関連記事ボレーは「キャッチボールの感覚で!」のアドバイスについて考えてみた

ボレーはタッチショットでもあるので手の感覚を大切にして下さいね!

それでは。

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