今回はスマッシュを打つときの注意点について書きます。
スマッシュは基本的にはポイントを決めるためのショットなので、より正確さが求められる技術です。
しかし、意外とスマッシュって難しい。テニスを始めた頃はスマッシュを打とうとしたらフェンスに直撃…なんてこともよくあります。笑
今回はなるべくスマッシュを安全に打ててかつコースを狙うテクニックをお教えします。
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スマッシュミスの原因
テニス歴が浅い人のスマッシュミスの原因を見ると主に二つあります。
✓足を最後まで動かさずに難しい打点で打っている
✓打つとき体が開いていてボールに適切な回転が掛かっていない。
まずスマッシュミスの原因の大半は打点のズレです。スマッシュは距離感がつかみづらく、風にも左右されるため、細かいフットワークによる打点調整が求められます。
テニス上級者でもフットワークの打点調整がうまくできずにジャンプスマッシュで帳尻を合わせてしまう人もいます。
しかしジャンプスマッシュは本来は緊急用として使う技術で普通のスマッシュより威力は劣ります。
まずはすべてのボールを通常のスマッシュで打てるようフットワークを鍛えましょう。
次に体の開きに関してなのですが、初心者はボールに威力を出そうとするあまり、体を開くのが早くなってしまう傾向があります。
体が開くとボールは無回転ないしは、バックスピンがかかってしまい、コート内に収まりません。
スマッシュが安定しない人はまず、体を閉じた状態で少しだけスライス回転を掛けてコートに入る確率を高くするのがポイントです。
安定したスマッシュを打つコツ
まずフットワークに関してなのですが
ネットに対して横向きを意識したまま、サイドステップで細かい微調整をすることを心掛けてください。
この時点で体が開いている(ネットに対して真正面を向く)とコートに収まるスマッシュは打てないので気を付けましょう。
横向きを維持するポイントは左手を高く上げることです。
左手を上げた状態(サーブのトスアップの時と同じ状態)がボールを待ちかまえれば左手が下がるまでは体が正面を向くことはありません。
打つ直前に左手を胸あたりにしまい、そのままスイングすれば体を開くことはありません。
ボールを待ち構えるイメージは空に向かって弓矢を打つ感じで待つと◎です。
次にスマッシュに回転を掛けるコツなのですが、そもそもまずスマッシュに回転って掛けるの?って思う人もいますが、回転を掛ける理由として回転を掛ければボールが落ちやすくなるため、安定感が増すためです。
確かに思いっきり叩きつけたほうが威力はあるのですが、スマッシュはミスが許されないことが多いので回転を多少かけてコースを重視する意識を持つ事が重要です。
回転を掛けるコツとしてはやはり体を開かないように当てることを意識することです。
本来、コンチネンタルグリップでクローズドスタンスで打つと自然とスライス回転が掛かるんです。特に意識せずとも勝手に回転は掛かるため、むしろ回転が掛かりすぎないように厚く当てることが大切です。
最後まで体を閉じ続けると回転過多になってしまうので、最後は自然に体がネットに正対するようにしましょう。
もし回転がうまくかからないようなら、意識としてはほんの少しだけボールの右側を当てるイメージを持ちましょう。
上手く回転を掛ければ、わずかにスライスが掛かった安定したスマッシュになります。相手のフォアサイドはボールの軌道を使えば簡単に打てます。バックサイドに打ちたいときはもっと体を閉じてスピンサーブのスイングをイメージしながら打ってみてください。
安定したスマッシュは脱中級の必須項目です。安定したスマッシュを身につけ、自分でポイントを終わらせる技術を養いましょう!!
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まとめ
✓スマッシュミスの原因の大半は「打点のズレ」と「体の開き」
✓横向きを維持したままサイドステップで微調整をすることを心がける
>✓体の開きを抑えて当てて自然に回転をかけると安定感が増す。
✓回転過多にならないように打った後は自然と体が正対するようにしよう!
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