photo by Marianne Bevis
今回はジョコビッチのプレースタイルについて書きたいと思います!!
ビッグ4(フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マレー)の中ではデビューしてしばらく、第三の男として君臨していたが2011年に大ブレイクし、世界No.1となった。それ以降もツアーを牽引する存在です!
その後はビック4と対峙する構図がしばらく続くんですけど、同期のマレーが股関節のケガのよって、フェデラーはコロナ期間中の膝のケガの手術によってトーンダウン。ナダルと決して悪くないけど、最近はジョコビッチの強さが際立ってますね!!2021年の全豪は脇腹断裂でリタイア寸前になりつつも、なぜか優勝するという強さ。圧倒的メンタルですね。
性格面ではかなりユーモラスでジョークやテニスプレーヤーのモノマネもしまくる一面もありますが、テニスは超クラシックなストローカータイプです。
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Contents
ジョコビッチのプレースタイル
ジョコビッチがハンパ無いのは同じことをやり続けるストローク力
機械のように正確無比なストローク力、柔軟な体を活かしたコートカバーリング力。素早く、無尽蔵のスタミナ。全くスキが見当たらないベースラインプレーヤー。プレースタイルが比較似ていることからマレーと比較されることが多いですが、ジョコビッチのほうが緩急が少なく、機械のようなプレーをしてくるのが特徴です。
ジョコビッチが最も輝くのがベースラインでのストローク、これは間違いない。ボールコントロールが卓越しており、ミスせず深く、コーナーにボールを打ち分けられるんですよね。しかもコントロールが良いだけでなく、ベースラインから後ろにあまり下がらず、ライジング気味でテンポも早い。
ジョコビッチのストロークは最強の攻めの守りだと思います。ストロークのコンセプトがディフェンスなのに関わらず、相手は深いボールで苦しめられるという謎の強さ。
ジョコビッチが使っているラケットはHEADのスピードシリーズですがこのラケットプレーに貢献しているのでしょうね…
また、ジョコビッチといえばその柔らかい体なんですが、生かしたコートカバー能力を持っています。ハードコートでのディフェンスは卓越して上手いので、相手がリスクを冒したショットを打ってもなかなかポイントを取らせてくれません。ジョコビッチはテニスシューズにもこだわりがあり、その中でもアシックスを好んでいるとのこと。
ストロークの技術面を見るとフォアハンドは回転量がかなり多く握りはフルウエスタンに近いですね。ですがライジングにも対応できる柔軟さは非常に強い武器になっている。そしてバックハンドも一級品でクロス、ストレートに自由自在に打つことができます。
また、ジョコビッチはバックハンドストロークでドロップショットを使うことが多く、近年その頻度が増している気がします(デビュー当時はこのショットを多用した上でカウンターされまくってました…)。意図としては年齢による体力面もあるのである程度ショットが続いたらポイントを切り上げるためにドロップを打っているのかもしれません。
ネットプレー
ジョコビッチが技術面で唯一付け入るスキがあるのがネットプレー。なぜ、No.1の選手がこのボレーのクオリティなのかと不思議に思うかもしれないです。きついパッシングショットが来た時にドロップで落とすなのでタッチショットでカバーできる器用さはなく、結構逆襲のパスを打たれてポイントを失うケースが多いです。
ただしジョコビッチのプレースタイル的にベースラインで張り付くことが多いのでネットプレーに出る頻度自体が少ないです。敢えてネットプレーに出なくてもストロークの打ち合いで勝てるというのを分かっているのでしょうね。
また、ボレーだけでなくスマッシュも実は結構ミスが多いです。
サーブは確率重視だが、セカンドサーブが超強い
ベースラインのストロークに絶対の自信があるタイプなので、エースを取ることよりもしっかりスピン回転のかかったサーブを入れることで、その後のラリー展開を優位に進めることに重きを置いています。
ファーストサーブの速度はフェデラーと同じくらいで190~200kmくらい。ツアーの中では決して速くないですが、ジョコビッチのサーブは回転が多く掛かっており、精度も高いため大きな武器になっています。
ジョコビッチの場合、特にセカンドサーブが非常に強力でファーストと対して変わらないクオリティで非常に跳ねるセカンドサーブを打つ事ができます。また近年は160kmくらいの速いスライスサーブをセカンドに取り入れており、球種がより絞れなくなってきました。
リターンは深く返す天才
リターンもトップクラスの能力を持っています。ただ、マレーや、錦織のような前に詰めてリターンエースを狙うというよりも、強力なサーブをなんとかコート返すテクニックに非常に長けています。ビックサーブを持つ選手は本来決まるポイントがラリー戦に持ち込まれてしまうので心理的には非常にキツく、ラオニッチやベルディヒのような選手に対して勝率が高かった。
ジョコビッチの弱点とは何か?
まずネットプレーに対しては弱点ではあるが、そもそもネットに出る頻度をあえて減らしているのであまり弱点とは言い切れなさそう。
一つ僕が感じているのはドロップショットを打つタイミングですね。迷いが生まれているジョコビッチは怪しいタイミングでドロップを打つ回数が増えます。
あと、なぜかジョコビッチはキリオスに対して相性がなぜか悪いです。直近あまり対戦していないですが、サーブのリズムがつかみにくいのが苦戦している模様です。ジョコビッチは錦織選手のような速いテンポはとても得意ですが、緩急のボールは比較的嫌いなようなのでその点がジョコビッチを崩すポイントなのかもしてません。
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強み、プレーの見どころ
ジョコビッチのプレーの魅力は機械のようなストロークで相手を追い詰めるところと、ディフェンス力の高さ。
✓テンポが速く、切り返しの精度が高いソリッドなストローク力
✓柔らかい体を生かしたコートカバーリング力
は彼のプレーにしかない魅力です!!!
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