筋力トレーニングの勧め

今回は筋力トレーニングについて書きたいと思います。

テニスは足ニスと呼ばれるほどフットワークが大切な競技です。テニスを本気で強くなりたい!と思っている方ならスクワットや走り込みをやっているかと思います。

しかしその一方、上半身のウェイトトレーニングはあまりやらない人が多いです。

古い指導者の中には筋トレをするな!!という人もいます。理由はというと体が硬くなるから(関節の稼働域が狭くなる)。確かに肩回りのアウターマッスルを鍛えすぎることで肩回りが重くなり、稼働域が狭くなることはあります。

ただ、しっかりと筋肉の持久力、瞬発力をバランス良く鍛えれば、良い筋肉はつくはずですし、プレーの底上げになることは間違いありません。

筋力トレーニングをすることのメリットを私の実体験を踏まえて挙げます。

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Contents

筋力トレーニングのメリット

筋力トレーニングで得られる恩恵について大きく三つにまとめて書きました。以下三点です。

✓怪我しない体になる
✓ショットのクオリティ(特にサーブ)が非常に高くなる
✓走ってボールに追いついた時、軸がブレなくなり安定して返球できるようになる

重要なのはやはり怪我に強くなることです。一定期間テニスができなくなるのはやはり痛いです。

またテニスは生涯スポーツなので故障して永久離脱しないためにもトレーニングによる補強がとても大切だと思います。

2番に関しては筋力が上がる事でスイングスピードが格段に上がる為です。

なぜ特にサーブに大きく貢献するかというと、
サーブとそれ以外ではボールのパワーを伝達する因子が異なるからです。

例えばストロークは相手の球威やバウンドにうまくタイミングを合わせることで球威を稼ぐことができますがサーブは完全に自分だけでパワーを出力して打たなくてはならないためです。

特にサーブは全身の筋肉をまんべんなく使うため、各々筋肉群が強いと力強い運動連鎖を生み出すことが出来ます。サーブの練習を沢山してパワーの伝達を高くするのも大事ですが、各々の部位が力強く出力できることも大切です。

3番に関しては
上体の筋力が強くなると、走らされた時に軸が傾きにくくなります。それによって目線が安定し、フレームショットなどが激減します。またカウンターショットなど厳しい体勢から限られた筋肉しか使えない状況でも強いショットを打つことができます。

これらのことを踏まえると筋力トレーニングはメリットが沢山あります。テニスプレーヤーに多いのが打ち方ばかり(心・技・体の技)を気にしていて「心」や「体」をないがしろにしがちな人です。

その理由はある時「とても上手く打てるようになる瞬間」が嬉しいからでしょう。しかし、スポーツで大切なのは「心・技・体」で全てが重要ですし、三つの分野からアプローチしていけばそれだけ上達は早いです。メンタルトレーニングについても沢山書きたいことはありますが、また別の機会に書きたいと思います。

まずは技術の礎となる体力作りを入念に行いましょう!

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まとめ

✓トレーニングは走りこみだけでなく上半身のウェイトトレーニングもしっかりやろう!
✓筋力トレーニングは怪我予防、サーブ力、コートリカバリーの安定感を大きく改善することができる!
✓打ち方(技)だけでなく「心」「体」のトレーニングも同時に行えば上達スピードは飛躍的に上がる!

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