テニス トスアップはリターンを取った方が良い理由

あなたはトスアップで勝った時、サーブかリターン(もしくはコート)どちらを取りますか?

大抵のプレーヤーはサーブを取ることが多いでしょう。

なぜならテニスはサーバーが優位なスポーツだから。サービスゲームをキープすれば常に相手よりもゲーム数でリードできる。だから先にサーブを打つ。

一見、この主張はとても理にかなっているように聞こえます。実際トッププロはトスを取ったら大体のプレーヤーはサーブを取るのです。

しかし、一方でアマチュアレベルの実力、そして一般的な草トーナメントの環境を考えると必ずしもサーブが優位ではないのです。

今回はトスアップでリターンを取る優位性について書きます。いつもサーブを取っている人も参考になると思いますよ!

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リターンを取ったほうが良い理由

まず一つ目の理由です。一つ目は充分なアップ練習をやっていないのにサーブを打つとブレークされやすいからです。

大抵の草トーナメントは片サイドサーブ2球の計4本で試合をスタートします。またはアップなしでいきなりスタート。アップ5分間の練習をくれるとこですら本当に稀です。

そんな状態で楽々サービスキープができますでしょうか?かなり厳しいんじゃないかと思います。

しかも最初は緊張感もあり、体が強張っているはず。実は草トーナメントでは最初のサービスキープは一番難しいのです。

一方リターンを取るとどうでしょうか?

1ゲーム分ストロークのアップができますし、相手は体があったまっていないため簡単にブレークできるかもしれません。

一方、トッププロが何故最初サービスゲームを取るのかというとサーブの質も然り、試合前に練習コートでしっかりアップすることができるからです。だからこそ、試合ではファーストゲームから素晴らしいサービスゲームを展開することができるのです。むしろアップせずに試合なんてしたら命取りですから。

そしてもう一つ、理由はあります。

日本で多く採用されているオムニコートですが、他のサーフェースと比較して明らかにサーブのスピードは落ちる傾向にあります。

更に雨上がりであったり、霜が降りているとボールに水を含み、余計にサーブのスピードが落ちやすくなってしまいます。

これらを考えると草トーナメントでかつオムニコートの場合、第一ゲームをキープできる確率は思っている以上に低いのかもしれません。

しかし、これはあくまで自分のサーブの質と相手のリターン力が合わさって始まる話。実際のところやってみないとわかりません。

ただ少なくとも言えるのは普段からサービスキープ率が60%の人が最初のトスはリターンを取ってみるのは大アリだと思います。

大切なのは過去の経験や現状のメンタリティを把握し、本当に今自分はファーストゲームから最高のサーブを打てるのか、楽々キープして相手にプレッシャーを与えられるのか
を自分に問いかけてからトスアップを決めましょう。

少なくともサーブを選んだ側が絶対的に優位というわけではないのですから。

今日はこのへんで。それでは!

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