テニス シングルス ボレーのコツ

シングルスにおいてボレーはポイントの「締め」のプレーとして重要なショットです。

しかし、一般的な中級~中上級レベルではせっかくストロークで追い込んでいるのにしっかりと確実にボレーを決められないためにポイントを失うケースが多々あります。

せっかくポイントを組み立ててもボレー決定力がない為に、いつまでもベースラインにとどまってエースが決まるまで打ち続けるのはやっぱりキツいですよね。

今回はボレーでなかなかポイントを取れない人は何が悪いのか、そしてその対策について書きたいと思います。

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Contents

ボレーが決まらない原因と対策

シングルスにおいてボレーが決まらない原因は二つあります。

✓ボレーにキレがない
✓アプローチショットのクオリティが低い

ことが主な原因です。それぞれについて説明しますと

✓ボレーにキレがない
アプローチショットをしっかり打ってあとはオープンコートに打つだけ…なのに緩くてペースのないボレーしか打てずに拾われてしまうタイプです。

このタイプはボレーに余計なアンダースピンがかかっている可能性大です。つまり、面が必要以上に上向きになっていることが原因として挙げられます。

ボレーに「キレ」を出すコツはボレーの軌道を低くすることを心がけて下さい。

ボレーの軌道はなるべく白帯の約20~30㎝の所を通すこと。そのエリアを通すことで滑るようなボレーを打つ事ができます。

まずはイメージトレーニング。参考動画としてフェデラー選手のボレー動画を見てみましょう。


参考動画


良いイメージができましたか?

ハイボレーはともかくミドルボレー、ローボレーは低い軌道を描いているのが分かります。またミスは大半がネットに当たっているためそれぐらい低い軌道で打つということを意識している証拠です。

この軌道なら早いタイミングで相手コートに到着する上、ボールが良く滑るので例え拾われても有効打が返ってくる可能性が低いです。

白帯スレスレを通せるようになるにはラケット面の繊細なコントロールが不可欠です。

ローボレーなら面は上を向いて良いでしょうが、ミドルは面をフラットに近い形、ハイボレーは面を伏せることを心掛けましょう。

このラケット面のイメージをより明確にするアドバイスがあります。

頭の中で思い浮かべてください。

ローボレー、ミドルボレー、ハイボレー。それぞれのボレーでのラケット面の形を線で結んだ時に、卵のような形になるのがボレーの面の理想形。

ボレーは常にラケット面をスライスにするのではありません。その点を注意すればきっとボレーを余計にフカすことはなくなるはずですよ。

✓アプローチショットのクオリティが低い
「ボレーが良く決まらないなぁ…」という方はボレー以前にアプローチショットで相手の体勢を崩せていないという可能性が大いにあります。

あなたがアプローチショットを打った時相手がどのような状態なのかをしっかり確認してみてください。

逆を突かれてバランスが崩れているのか?コーナーに追い詰めて走りながら打ってるのか?あるいはしっかり待ち構えられて充分に準備されいるのか?

体勢を崩せれば良いパスを打ちにくく、相手に待ちかまえられたら鋭いパスで逆襲されてしまいます。

もし相手が崩せていないようならとにかくアプローチショットをエースを決めるまでは行かなくても相手の体勢が充分に崩れるだけのクオリティに仕上げましょう。

シングルスプレーヤーはストロークが得意な事が多く、それだけ甘いアプローチは鋭いパスによる逆襲のリスクがあります。

従ってシングルスのアプローチは相手をしっかり崩すことができるコース取り(深く打つ、逆を突くetc…)、そして狙ったところに入れる精度がかなり求められるです。

コーナーを突く鋭いアプローチショットが打てるだけで次のボレーの難易度がぐっと下がり、ボレー決定率が飛躍的に高まるはずですよ!!

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まとめ

今回はシングルスでウィナーを奪えるボレーのコツとアプローチショットについて書きました。

ボレーのクオリティを高めることも大切ですが

シングルスのネットプレーはアプローチでほぼ8割方勝負が決まっているので、ボレーの前のアプローチを厳しいコースに打つ事がより重要です。

黄金時代のフェデラーがまさにそれで、最高のアプローチを打ってオープンコートに滑るようなボレーを打って大量のエースを取ってましたね。

シングルスのネットプレーはセカンドボレーをなるべくしないようにする。

そのためにはアプローチ、ボレーのキレを同時に高めてくださいね!

それでは!

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