テニスにおけるゾーン状態 どうやったら入れるか考えてみた。

テニスに限らず、スポーツにおいての心理状態でゾーン状態というものがあります。

このゾーン状態の定義ですが、いうならば究極の集中状態を指し、試合以外の事を一切忘れてしまうほどに没頭してしまう状態を指します。この状態は「試合に負けたらどうしよう・・・」という余計ばプレッシャーがない為、自分でもびっくりするぐらい良いプレーができるのです。

人によっては「ボールが驚くほどゆっくりに感じた」とか「ボールが入る気しかしない」とかいう表現をします。ゾーン状態になってしまえば、並大抵のプレーヤーには負けないでしょう。

でもこのゾーン状態、体験した人はわかるかもしれませんが、そもそも意識的に入れるものじゃありません。もし入れるならば、「よし、明日の試合はだいじだからゾーン状態でプレーしよう!!」というわけの分からぬ会話が成り立ってしまいますからね。(笑)

ただ、百発百中でゾーン状態に入れるわけではありませんが、一応ゾーン状態に入りやすくなるような方法はスポーツ心理学的にあるようです。

今回はいろいろな書籍を読む中で知った、ゾーン状態に少しでも入りやすくする方法について書きたいと思います。僕も勉強中ですが、ご参考にして頂ければと思います!

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Contents

ゾーン状態に入るためのコツ(本から学んだこと)

アスリートが最高のパフォーマンスを発揮するためには適度なストレスとリラックスを両立させる状態が大切であると言われています。

しかし、ゾーン状態はそれをも凌駕する極限の集中状態です。では「ゾーン」と呼ばれる状態を意図的に作るにはどうすればよいのでしょうか。

はっきり言って、ゾーン状態に入るための明確な方法というのはもちろん存在しません。しかしゾーン状態に入りやすくする方法はあります。

まず第一にやるべきことは意図的に試合以外の事を忘れることです。

例えば試合中に起こりうる集中力の妨げは試合で負けた時の風当たり、チームの勝敗(団体戦)、うるさい観客、他には勉強やプライベートかもしれません。このような余計な情報を意図的に削除するのです。

方法としては様々ありますが。ここでは一例を挙げますと

✓試合前日にノートを書き、試合での目標、課題を明確にする(目的意識を芽生えさせる)
✓ウォーミングアップでポジティブなセルフトーク(独り言)をする(やる気や闘争心を芽生えさせる)
✓ポイント間でラケットのガットを見る(意識的に一つの行為だけに集中する)
✓コートチェンジでタオルを被る(外の情報をシャットダウンする)
✓ポイントを取ったら必ずガッツポーズする(自分を試合に夢中にする)

等があります。

但し、これらを実践すれば確実に試合に集中できますがこれだけではゾーン状態を作り出せないかもしれません。

これだけで完全に試合以外を意識の外にできるとは限らないですし、意図的にゾーンを作ろうという意識がかえって妨げになることもあるからです。

試合で最高のプレーをしたときのことを思い出して、何をやったかを思い出そう

そこで次にやる「自分が最高の試合をした時、どのような状態(身体的、心理的にも)であったか」を思い出することです。

テニスを続けてれば、一回や二回、最高のプレーをしたことがあるでしょう。その時の状態はどうでしたか?例えば下のチェックリストを参照してください。


✓試合前日は何時間くらい寝ましたか?
✓試合前日の寝る前に試合の事を考えましたか?
✓考えたなら、どのようなイメージをしていましたか?
✓試合当日、体に不調な箇所はありましたか?
✓ウォーミングアップは何をしましたか?
✓試合前に音楽などでモチベーションをあげましたか?どのような曲を聴きましたか?
✓試合中、どのような事を考えながらプレーしていましたか?
✓コートチェンジの合間、何をしていましたか?あるいは何を考えていましたか?etc…


このように最高の試合をしたときの行動、心理状態を思い出してノートに書きだしましょう。

そしてそれらを今度は練習や試合で実践してみましょう。それによって、どんどん調子が上がるならば、それを試合前、試合中のルーティンに取り入れましょう。

このように最高の経験から逆算してルーティンを作り出せば、精神状態が良くなり、よりゾーン状態に入る可能性は上がるし、ルーティンによって精神状態が安定するはすですよ。

ぜひお試しくださいね。

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まとめ

✓ゾーン状態は「極限の集中状態」を指す。
✓意識的に試合以外の情報をシャットアウトする作法を学ぶ。
✓最高の試合をした時の試合中、試合前の精神、身体的状態を思い出し、その状態に近づける努力をする。

とのことです。

まぁこの記事を書いている僕も簡単にゾーン状態に入れるのかといったら、全然ダメです(笑)ただ少なくとも試合の調子が良くなるルーティンを自分で作ることで、どんな試合でもやる気と集中力をある程度は両立させ、安定したメンタルで試合をすることができました。

スポーツはメンタルが大事。でもメンタルトレーニングってよくわからない。僕もその一人ですが、だからこそスポーツは面白いのかもしれませんね。

では今日はこのへんで。それでは!

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