フェデラー バックハンドの特徴 打ち方は?

photo by slgckgc

フェデラーの片手バックハンド、とてもカッコ良く振り抜かれる美しいバックハンドですよね。

フェデラーと言えば精密にコントロールされたサーブ、そして強力で鋭いフォアハンドが王道パターンですが、近年は本当にバックハンドが進化しています。以前は「フェデラーに対してはバックハンドを狙え」がフェデラー対策の王道パターンだったんですけど、近年はそれすら通用しなくなってきています。

今日はそんな彼のバックハンドについて、打ち方等で他のひとと違うなぁと感じていることを書きたいと思います。

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Contents

フェデラーのバックハンドの特徴は?

フェデラーのバックハンドはトップスピン、スライス、ハードヒットと自由自在です。昔はトップスピンとスライスがメインでしたが、近年はライジング系のハードヒットが目立ちます。これは自分の年齢と相談してより早くポイントを決めたいという意思が表れていますね。

また、フェデラーのバックハンドはスイングそのものも結構特徴があります。フェデラーのバックハンド動画がありましたのでこちらで紹介したいと思います。

出典:Fuzzy Yellow Balls

動画は結構昔のものですが、比較的後ろからで見やすいのでこちらを選ばせていただきました。一つこの動画からフェデラーの特徴が分かります。彼の特徴としてバックハンドでの手首の返しがかなり大きいのかなぁと感じます。打つ瞬間にラケットがクルっと時計回りに回るイメージですね。

フェデラーのスイング全般に言えるのですが、リストや前腕の使い方が非常に上手いです。ラケットに一番近い身体は最もスイングスピードに影響が出るので、このエリアの使い方についてセンスがある人はとてもスイングを加速させるのが上手い人になります。

また、フェデラーはテニスプレーヤーの中でもミスヒットが非常に多い選手なんですよね。これも彼がインパクト時にこれでもかというくらいラケットを加速させているからこそ生まれるミスでもあります。

フェデラーから学ぶ、バックハンドの上手な打ち方は?

フェデラーのような鋭いボールを打つ方法として、先ほどの「手首を返すような動き」は非常に重要です。ただ、この動きについて、実は手首を使っているわけではなく前腕を時計回りに返すことでラケットを飛躍的に加速させています。この動きをスピネーション(回外運動)と言い、テニスにおいては非常に重要な前腕の動きになります。

スピネーションの動きはとても簡単。利き手を前に出して手の甲を上にします。その時に手の平を返す時の運動がスピネーションです(逆がプローネーション)。

この動きをラケットを持ちながら行うとラケットはワイパーのように時計回りに動くはず。この動きをインパクトで行うことでボールは強烈にブラッシュされて強いトップスピンボールを打つ事ができます。

ちなみに、昔のテニスでの打法はこの動きについては何も言及されていませんでした。手首は逆に固定したような状態を取り、押し出すようにして打つのがセオリーでしたね。この技術はラケットの軽量化が進んだからこそ、取り入れることができた技術だといえます。

スピネーションはバックハンドのトップスピンを打つために重要な技術です。フェデラーのバックハンドからその技術ポイントをしっかり盗んでくださいね!

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まとめ

今回はフェデラーのバックハンドで、重要となるポイントを上げました。彼のトップスピンの秘訣は前腕のスピネーションの上手さだと思います。

まぁ、最近ではバックハンドはフラット系が増えていますのでそれに伴い少しずつ打ち方も変わっているような気がしていますが、彼の昔のバックハンドは結構トップスピンを掛けていたのでまずそちらの解説をしました。彼のスライスも非常に伸びがあるのでその点についても今後書いていきたいと思います。

それでは!

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