今回はテクニファイバーが販売しているガット、レーザーコードについてのインプレをしたいと思います。
このガットは歴史あるポリエステルストリングの中では第4世代と呼ばれる部類に入ります。かねてからポリエステルストリングの欠点であったテンション維持性能を克服したストリングですね。同じ第4世代と呼ばれるストリングはLUXILON(ルキシロン) 4G です。
僕はかつてのストリングでフィーリングが柔らかくなった第2世代のポリエステルストリングを使っていたのですが、あまりにもテンションロスが激しいのでレーザーコードに変えてみた経験があります。(笑)2013年からオフィシャルパートナーシップをATPツアーと結んだ、テクニファイバーとしても力の入った製品です。
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概要
『説明』:耐久性とスピン性能を付与したATPツアーオフィシャルパートナーストリング。
『カラー』:ブルー・カーボン
『材質』 :ポリエステル
『テクノロジー』:サーモ・コアテクノロジー(高温でのプレストレッチ)
『形 状』 :ノーマル
『ゲージ 』:1.20,1.25,1.30
良い点
- 評判通り、テンション維持はポリエステルの中では群を抜いている
- 飛びが抑えられていてスピンは比較的掛けやすい
- ハードヒットしたときは特有の柔らかさを感じた
悪い点
- スイングスピードがないと柔らかさの恩恵は受けられない
- テンション維持以外は比較的平凡に感じてしまった
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総評
まずこのガットを使って感じたのは完全にハードヒッター向けということ。レーザーコードはテクニファイバーのポリエステルストリングの中ではブラックコードの次に柔らかいストリングと言われています。が、この柔らかさの恩恵はしっかりボールを潰していかないと感じられないような気がしました。
飛びやスピン性能等については特に他のガットとの優位性は見られず、特殊加工された第3世代のガットと比較すると多少見劣りするような印象を受けましたね。ただ、特殊加工系はテンションロスが激しくなる欠点もあるのでフィーリングの落差という点ではレーザーコードは安定していますね。まぁ実際、たいていのプレーヤーは月1回張り替えれば良いほうなので、実はこういうフィーリングが変わらないタイプの方が苦労せず使えるということもあると思います。
テンション維持に関してですが、ナチュラルやナイロンガットと同レベルに良いのかというと、さすがにナイロンのほうが良いので、あくまでナイロンガットが2~3日しか持たないプレーヤーが張るストリングだということは大前提になりますね。
ただ、間違いなく言えるのはポリエステルストリングのカテゴリーの中では、テンション維持性能が素晴らしく高いです。ガットのフィーリングの変化に敏感なハードヒッターにはオススメできる一品なのではないか?と思います。
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