シングルスでサーブ&ボレーを出られた時は、平行陣に対してリターンは、細心の注意を払って打たなければなりません。
安直に中途半端に速い球や、ふわっと浮いたボールを送ってしまうと一発でボレーで仕留められてしまいますよね。サーブ&ボレーに対して重要なのは如何にファーストボレーを攻撃に打たせないか。簡単にファーストボレーを打たせない工夫がとっても大切です。
また、ダブルスをメインにしている方ならなおさらでしょう。最近では雁行陣でプレーする方も増えてきましたが、圧倒的に平行陣のほうが多いです。平行陣のメリットは立っているだけでもプレッシャーを掛けられる点と強いストロークがなくてもポイントが取れる点。
30~40代プレーヤーは大抵平行陣の方が多いですね。
そのような方々に勝つためにはまずリターンの狙うべきポイントをしっかり理解し、精度を高めていくことが大切。リターンが良ければ相手が簡単にポイントを取るのが難しくなり、プレッシャーを感じるはずです。その結果イージミスを引き出すことができるというわけですね。
今回はネットに出てくるプレーヤーに対しての返球のコツについてです。ぜひご参考下さい!
スポンサーリンク
セオリーは足元に低く。速度は遅くても効果アリ
基本的にボレーはネットより低いほど、難易度が上がります。なぜなら、ローボレー、ハーフボレーはネットミスを防ぐためにはボールを持ち上げなくてはなりませんが、ボレーが浮きすぎるとチャンスボールになってしまうから。ローボレーには絶妙なコントロールが必要とされます。
従ってリターンする際も相手の足元、大体サービスライン当たりにバウンドする低いボールでリターンしましょう。リターンなのでトップスピンを無理に掛ける必要はなく、フラットかスライスで丁寧にコントロールして打てればOKです。
またボールを返す速度は必ずしも速い必要はありません。むしろ緩急を使うのが最も効果があるので遅いボールも使いましょう。遅いボールは攻撃的にローボレーを打つのは難しいですから結構オススメですよ!
スピードボールは相手のボディをターゲットにしよう
もう一つ覚えて欲しいのはボディショット。つまり相手の体に向かってスピードボールを打ちましょう。
体に向かってくるボールに対してボレーで処理するのは結構難しいです。どうしても力が入り辛いですからね。足元のボールに加え、このショットをミックスすると更に相手はファーストボレーが難しくなります。
なお、万が一ボールが相手に当たってしまった場合はしっかり謝ってくださいね(笑)
前にダッシュしてくる相手はロブが対応しづらい
上の2つはいわゆる速度の緩急がメインですが、これに加えて高低の緩急を加えるとさらに相手は困惑するはず。ロブリターンを使うことで相手のポジションを後方に追いやりましょう。
ロブリターンはスライス面のブロックリターンと同じ要領でコンチネンタルグリップで握り、前にステップインするしながらボールを高く上げます。シンプルにラケットを上に向けて体重移動でボールをイメージですね。
関連記事:ブロックリターンのコツ
特にこのロブリターン、ダブルスの平行陣相手には特に有効です。サーバーのペアの頭上を抜く、ストレートロブを上げましょう。ストレートロブによって相手は前衛がスマッシュするか、あるいは後衛がサイドチェンジしてスマッシュをカットするか「迷い」を生み出すことができます。
相手に予測させなければそれだけミスは増えるはず。低いボールに加え、アクセントとしてスライスロブを使うのは有効ですので、相手が自分のリターンに慣れてきたタイミングで使っていくのがオススメです。
スポンサーリンク
まとめ
今回は厄介なサーブ&ボレーヤー、平行陣のサーバーに対するリターンの戦術について書きました。
要点は
✓基本は低くローボレーをさせること。速度は遅くても充分効果がある。
✓速いボールをボディめがけて打つのも効果的
✓さらにロブを入れて「高低」の緩急を加える
✓一番大切なのは予測されないようにバリエーションを持つこと!
になります。
ぜひコートで試してみてくださいね!
今日はこのへんで。それでは!
スポンサーリンク