セカンドサーブでスピンサーブを思い切って振り切る方法

スピンサーブは攻撃的なセカンドサーブにしたいのならば是非習得しておきたいショットです。

その一方、スピンサーブはスピン回転を掛けるためにはダイナミックな動きを必要とします。

つまり、再現性に乏しいという弱点を持ち合わせていることを忘れてはなりません。

従ってスピンサーブを実践レベルで使えるようにするというのはとても難しいのです。
プレッシャーのかかるセカンドサーブの場面で確実にかつリターンエースを取られないように威力、精度も同時に求められるからです。

セカンドサーブはその人の実力を示すといっても過言では無い重要なショット。セカンドサーブの威力、精度が上がればそれだけファーストサーブで自信をもって打てるということです。

ちなみに余談ですが、トッププレーヤーの中のビックサーバーはその身長の高さを利用してえげつないセカンドサーブを打ってきます。

代表としてはJ.イスナー選手。対戦したジョコビッチ曰く「変な話だが、ファーストサーブが入ってくれないかと思っている」くらいものすごく跳ねるセカンドサーブを打ってきます。

今回はJ.イスナー選手とまではいかないですが、セカンドサーブでも思い切って振り切るスピンサーブを打てる方法をお教えします。特別なことをせず、簡単なことであなたのスピンサーブはセカンドでも打ち切れることができるでしょう。

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Contents

セカンドサーブを振り切れない理由

セカンドサーブを振り切れない最大の理由は何かというと勿論ミスをしたら即、ポイントを失うということになります。

そこでスイングを調整して力加減でサービスをコントロールしてしまう事態になってしまいます。

まずこのレベルから脱却するためには、大前提としてプレッシャーの無い状況でスピンサーブを振り切ってある程度入るレベルになっていないとまず話になりません。

そこでまず自分が振り切ったスピンサーブでコートに入る確率を確認してみてください。80%くらいの確率で入るのならば合格点。

それ以下の場合はまず実践でスピンサーブをセカンドサーブとして使うのは控えておいたほうが無難でしょう。

次に本番のサーブを考えてみます。あなたのサービスゲームで30-40。ファーストサーブが外れてセカンドサーブに回ってきました。次に打つセカンドサーブはどれくらいの自信で入れることができますか?恐らく確率はプレッシャーのせいで50%くらいまで下がってしまうかもしれません。

そこで出てくるのが振り切らない「入れにいくサーブ」です。つまり、プレッシャーや入らない不安を少しでも取り除かないと振り切るセカンドサーブを安定して入れるのが難しくなってしまいます。

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セカンドサーブでスピンサーブを思い切って振り切る方法

ではセカンドサーブでプレッシャーを取り除く方法をお教えします。
それはとても簡単。ファーストサーブでもスピンサーブを使うこと
です。

ファーストサーブを攻撃的なスピンサーブにして、セカンドサーブは少し入りやすいように速度を落とし、軌道を高くすることです。セカンドサーブはファーストサーブが入らない原因を修正するイメージを持つと◎です。

ファーストサーブをスピン系にすることのメリットはたくさんあります。

✓スピン回転が掛かるので確率が上がる
✓試合でスピンサーブを打つ頻度が上がるのでセカンドでもミスしにくい
✓セカンドサーブでファーストのスピンの感覚が残っているのでミスしにくい

従ってファーストサーブで完全なフラットサーブをまず封印することから始めます。スライスサーブもトップスライスサーブをベースにします。

ファーストサーブをスピン系にすることによってスピンの感覚を絶えず養うことができます。

その結果あなたがセカンドサーブでスピンサーブを打つときのプレッシャーは大幅に軽減するはずです。

ファーストサーブをスピン系にすると一つの懸念があります。それはファーストの速度が落ちてしまうということです。

確かに速度は落ちます。しかし、スピン系のサーブには攻撃的に打てる大きなメリットがあります。それは急激に落ちる特性を利用して角度をつけることができるというメリットです。スピードがない分、角度をつけることでリターナーの届きにくい位置にサーブを打つことが出来ます。

角度つけるのにオススメの練習法はトップスライスサーブはデュースサイドからリターナーフォアの浅い位置に打つ練習をして、スピンサーブはアドサイドから相手のバック側に浅く入れる練習をすると良いでしょう。

サービスを安定化させる唯一の方法は全く回転のかかっていないフラットサーブを封印し、スピン系フラットサーブとか、スピン系スライスサーブ等と、サーブにスピンの要素を加えることが大切です。

しっかり練習して良いセカンドサーブを身につけましょう。

それでは!

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