両手バックハンド 上達のコツとは?

photo by Marianne Bevis

今回は両手バックハンドの打ち方のコツについて書いてみたいと思います。

そもそも僕は片手バックハンドなんですけど、手首の怪我が原因で両手バックハンドも練習してきました。(というよりも現在進行形ですが)ある程度過去に練習したこともあり、それなりのラリーは充分に可能なレベルになっています。

両手バックハンドの上達はそれなりの時間を要したのですが、技術を向上させる中で重要なポイントがいくつかあると感じました。その点について今回は書いてみたいと思います。

両手バックハンドが苦手な人、これから上達したい人の参考になればと思います!

スポンサーリンク

Contents

両手バックハンドを上達するポイントは?

左手の感性を養うことがとても大切!

最初に大事なことを言っておきます。

両手バックハンドは左腕を主体にして打つショットである。ということをちゃんと認識しておきましょう。
(右利きの場合です)

両手バックハンドはラケット面を左手でしっかり支えつつ、ボールを押し込むイメージが大切。一方で利き手じゃない腕は元々腕の感覚が鈍いため苦労すると思います。

そこでオススメなのは壁打ちなどで左手でフォアハンドの練習をしてみましょう。これを行うことでボールを打つ感覚を養うことができます。

また、壁打ちが無かったり、そもそもテニスをする機会が少ない人は日常で意識的に左手を使ってみるというのも良いと思います。例えば左手での素振りはもちろん良いと思いますが、取りたいものを左手で取ってみたり、左手でドアを開けてみたり、etc…そういった細かい努力をしていくとより早く両手バックハンドは上達すると思います。

テイクバックで上体の捻りを作るのが重要

フォアハンドや片手バックハンドと比較すると、両手バックハンドは体の回転に対してあまりラケットが遅れて出てきません。上体とラケットを一つのユニットとして捕らえる意識が大事です。

例)体との一体感が強い錦織圭のバックハンドストローク(出典:Top Tennis Training TennisOnline)

錦織選手のバックハンド見てみるとテイクバックの時にラケットが体からあまり離れずに構えられ、そのままラケットヘッドを下げてボールを捕らえています。このようにテイクバックではあくまでシンプルにボディターンだけで済ませ、ラケットのインパクトのみに集中する意識が大切だと思います。

ただ、本来の両手バックハンドの正しいストロークフォームは人によってはやや窮屈に感じる人も多く、スイングスピードが上げづらいと感じる人も多いようです。そこで僕がオススメしているテイクバックの形があります。

それはボールを右肩に見るくらいに上体をしっかり捻ることです。


photo by Marianne Bevis

このような状態を作りだせることができればボールにパワーが伝わりやすいはずです。

素晴らしいバックハンドを持つプレーヤーは「しっかり面を残す」

これは僕が個人的に感じているのですが、良いバックハンドを打つ選手はインパクト前とインパクト後でラケットが大きく動かず、特にインパクト後もラケット面がインパクトの形を維持していることが非常に多いです。

これは両手バックハンドはスイングスピードが上げづらい分、確実にボールを厚く当てる為の工夫だと思います。ボールを打つときに手首をこねる等は特に御法度ですので気を付けましょう。

例)手首の無駄な動きがないジョコビッチのバックハンド(出典:slow motion tennis)

ジョコビッチのバックハンドは本当にお手本通りで特に打った後に無理にプロネーションをしたりが全く無く、インパクトを重視するために前腕の動きが非常に自然だと思います。こちらのバックハンドもテイクバックがコンパクトで体との一体感を感じるバックハンドですね。

両手バックハンドが苦手な人は回り込みフォアハンド中毒の人が多い

あと一番ありがちなんですけど、そもそもバックハンドが苦手な人はほとんどのショットを回りこみで打っている人がとても多いです。つまり、苦手と言いながら練習量が少ないという方は結構いるんですよね。

このように説明を多くしていても、ボールの距離感であったり、ボールに入るステップイン等は反復練習をしないとどうしても身につかないことだと思います。なので思い切って「今日は両手バックハンドのストロークを一時間練習しよう!」と重点的にやるということもとても大切なので、苦手なショットは多くの時間を割いてくださいね。

スポンサーリンク

まとめ

今回は両手バックハンドストロークで上達するための要点を書いてみました。

✓両手バックハンドは体とラケットが一体になるイメージを持とう。
✓上体の捻りを充分に作るのは右肩越しにボールを見るのがオススメ。
✓インパクト前後でラケット激しく動かさず、インパクトでラケット面を残すイメージを持つ
✓バックハンドが苦手な人は回り込みフォアが好きなので、しっかりバックハンドだけの練習時間を設けよう!

以上になります。

バックハンドはある程度上達すると逆に安定感が出るので大きな武器になります。ぜひ自信が持てるまで打てるように練習し、どんなメンタリティ、コンディションでも崩れにくいバックハンドを修得しましょう!

今日はここで。それでは!

スポンサーリンク

関連記事