エルネスツ・グルビス(ERNESTS GULBIS)のプレースタイル

photo by Kate

ラトビア出身のテニスプレーヤー。キャリア最高ランキングは世界10位。身長190cmの大型選手ならではの力強いサービス力とフォアハンド、そしてドロップショットで相手を揺さぶる攻撃型プレーヤー。

何かと気性が荒く、メディアには自由奔放な発言をしたり、コート上でも何かとトラブルを起こす面白いプレーヤー。最近ではケガも多くランキングも低迷しているが、カムバックした途端にうなぎ上りにランキングを上昇させる非常に危険なプレーヤーだ。

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Contents

エルネスツ・グルビスプレースタイル

サーブと力強いパワープレーが最大の魅力

グルビスの特徴として、もっとも強いのがサーブ。彼のサーブはトスアップが高く、打ち下ろすような軌道を描くことからサーブが強いグラスコートだけでなく、跳ねるハード、クレーでも効果を発揮する。セカンドサーブも180km代を連発することができるため、とにかくサービスゲームをブレークするのが難しい。

また、ストロークに関してはフォアハンド、バックハンド共に思いっきり良くひっぱたいて行くタイプ。ボールをしっかりつなぐジョコビッチマレーとは正反対でどんどんリスクを犯してもエースをねらいに行っていくタイプ。

特に彼のフォアハンドはかなり特徴がある打ち方であり、「サーフィンからヒントを得た」らしい。

特徴的なグルビスのフォアハンド

ドロップショットも非常に得意

パワープレー一辺倒かと思いきやドロップショットをかなり多用するのもグルビスの特徴。

ストロークでしっかり下げた上でコントロール良く打ってくるため、かなり有効になる。ただしグルビスの場合コートを動かされるとこのようなショットは打ってこないため、しっかりコート前方に踏み込まれないようにするのが重要だ。

グルビスの弱点は?

グルビスの弱点は勝負所でのメンタルや、イレギュラーな事が起こった時の対応など、メンタルフィジカルが弱いのが最大の弱点。

基本的にすべてのゲームが思いっきりが良い代わりに競った時に限ってダブルフォールト等が多く勝負どころで負けやすいイメージ。また、またディフェンス力はそこまで高くないので先に主導権を握られた時はあまりポイントを取ることができない。錦織との試合はなるべくラリー戦に持ち込んで錦織が先に相手を揺さぶることがとても大事になってくるだろう。

もう一つの弱点としてはパワフルなプレーとは裏腹に非常にケガが多い。ツアーで安定して戦績を残すことができないのはそのためだ。

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グルビスのプレーにおける見どころ

グルビスは普段ランキングが低くても大きなトーナメントを勝ち残れる超キケンなプレーヤー。グルビスのプレーを見るときは

✓非常にキレのあるサーブとフォアハンド
✓絶妙なタイミングで打つドロップショット
✓気性の荒さからくる人間味のあるプレー

に着目して観戦しよう!

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