錦織圭は準優勝でナダルに敗退… モンテカルロマスターズ

錦織圭とナダルのロレックスマスターズ決勝、錦織圭は残念ながら3-6,2-6で敗退し、準優勝という結果でしたね。残念でしたが負けたとはいえ本当にここまでよく勝ち進めたと思います。

手首のケガで低迷していたのにも関わらず、ここまでやってくれると思わなかったですし、チリッチ、ズベレフという強豪二人に競り勝った錦織圭。最後の最後は負けたとはいえ、彼にとっては収穫の大きいトーナメントだったといえるのはないでしょうか。

ハイライトも公式サイトから上がっていました。

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錦織圭の敗因は？

誰もが思ったはすですが、ナダルは昨年の全仏から全ての試合をストレートで勝利するほど調子がよい状態。以前のナダル不調の一つの要因であったフォアハンドの不調もここ最近は全く無く、更に精度があがっているように感じました。

今大会はラリー戦になった時のポイントが非常に高かったため、本人としては何とかリターンを深く返せばブレークできる可能性が高いという状態。サーブも入れておけばかなり優位になっていたので本人もプレッシャーを感じなかったのでしょう。

ディフェンス力も磨きがかかり、誰一人として攻めれないレベルまで仕上げてきました。今後の懸念としてはナダルの膝の問題がありますが、クレーは膝の負担が少ないのでしばらくは彼の独壇場になりそうです。

トーナメントの勝ち上がりをみても同然ですが、錦織圭の方が圧倒的にフルセットマッチが多く(4試合、ナダルは全てストレート)体がフレッシュではなかったことは容易に想像できます。

スタッツを見てもファーストサーブの入りが52%でした。錦織選手が良い状態だと70%くらいでポイント獲得率も70％を超えますが、今回は54％と低迷。ナダルは確実に錦織のサーブをリターンし、ラリー戦に持ち込まれてしましました。

ラリー戦を見ていてもナダル優勢になりポイントがなかなか取れずに苦戦していました。最近のナダルはバックハンドがかなり進化していることも要因かもしれませんね。

個人的に錦織圭選手の心境が分かる写真がinstagramの写真でした。

Thank you @rolexmontecarlomasters for a great week

Kei Nishikoriさん(@keinishikori)がシェアした投稿 – 2018年 4月月22日午後4時08分PDT

このやり切った気持ちと、悔しさが少しにじみ出ている表情、常に戦場にいるアスリートの顔だと感じました。なにか手首のケガを機に完全に吹っ切れたものがあったのかもしれませんね。

今後はクレーのシーズンが続き、次はATP500のバルセロナオープン。二回戦は杉田祐一とギレルモ・ガルシアロペスとの勝者。勝てば三回戦でナダルとの再戦もあるドローです。モンテカルロの雪辱を錦織圭は果たせるのか。

今後に期待しましょう！