あなたは格上相手に対してどのようなプレーヤーをしますか？

普段通りのプレーに徹しますか？あるいは自分のプレーレベルを上げなくてはという思いから、身の丈に合わないショットを打っていないでしょうか。

相手が格上だからと言って、頑張りすぎて返って空回りしてミスを連発…みたいな経験は誰しもがあるはずです。

実際のところ相手が格上である以上、あなたが様々なことを試しても全て阻止され、なす術が無いかもしれません。

ただ、相手に簡単に勝たせてしまうのは考えもの。まずは相手にトントン拍子でポイントを取られないように工夫する必要があるでしょう。

今回は格上に対してどうやって戦うべきか、について書きたいと思います。僕自身も実践して、勝てなさそうな相手にも「ひょっとしたら？」という状況になったり、それのお陰で勝てた経験もあります。是非参考にして頂けたらと思います！

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格上相手にプレーのレベルを上げなくてはならないと思っていないか

先程も少し書きましたが、大抵のプレーヤーは格上相手に対して頑張ってプレーをしてしまいます。

つまり、相手とのレベル差を自分のプレーレベルを上げること（速いボールを打ったり、厳しいコースを狙うこと）で対戦相手に追いつこうと思います。

確かにその気持ちは分かります。相手が強いならば自分もそれなりのプレーが必要になる。そう思うのが自然でしょう。

ただ、むりやりプレーを引きあげることで起こりうるのが「自滅」。相手が強いなら強いショットを打たないと勝てないと思い込み、身の丈に合わないショットを打ってしまうのです。その結果、相手が何も仕掛けてないのに勝手にポイントを失っていくパターンは「もったいない」の一言です。

テニスにおいては決して速いボールを打たなくても勝てる試合は沢山あります。どんな球種、プレーでも相手のミスをより多く引き出せたほうが勝ちなのです。まずは強い相手に対する戦い方の固定観念を捨てることです。

最初の2ゲームは繋ぎに徹して相手のボールに慣れよう

これは例え格上相手でなくてもかなり試合では有効なのですが、最初の数ゲームはなるべくミスを減らし、ロングラリーにすることを心掛けましょう。

試合序盤は体や気持ちも硬く、上手くボールコントロールできないはず。最初の2ゲームくらいまでは、深くセンターにボールを返すことに徹底してラリーのリズムを作りましょう。

この最初のゲームのセンターセオリーは特に格上相手には有効です。なぜなら、自分より上手いプレーヤーは良い球を打ちますし、コースも鋭いはず。（超シコラーは除きますが…）まずは少しでもそのボールに慣れることが大切です。

序盤に粘り強いプレーをすれば、相手が温まっていないうちにミスを犯し、ゲームが拾えるかもしれません。自分は「負けてもともと」と開き直ってプレーできるのに対して相手は「格下には絶対負けられない」というプレッシャーがあるはず。相手もこっちが格下だからと言ってそこまで気持ちに余裕がないということを知っておきましょう！

但し、甘いボールが来た時はセオリー通りしっかり攻撃すること。ここで甘いボールに対して攻めないと後々の展開がミス待ちテニスになってしまうので気を付けましょう！

相手のボールに慣れてきたらショットに緩急をつけていく

ラリーにリズムが生まれたら相手の強いボールに対してもある程度は打ち返せるようになっているはず。いつまでもセンターに同じボールを打ち続けてたらいずれは攻められてしまいますね。ここからはショットにスピードや回転の緩急を加えてミスを誘いだすことを心がけましょう。

恐らく相手のほうが格上となると、大抵の場合は主導権があちらに握られてこちら側が守勢に回ることが多いでしょう。そんな時は、例えば守りのショットにスローペースのスライスボールを打ったり、あるいはフラット系ボールで素早く切り返して見たり、返球のペースを変えることでミスやチャンスボールをつり出しましょう。

では相手が絶対にミスをしないシコラーならどうするの？というと僕ならまずは前後のゆさぶりをかけてみます。それぞれの相手に対する仕掛け方は対戦相手によってもまちまちです。その手段は最初の2ゲームで探しましょう。

関連記事：シングルス シコラー対策

大事な事は相手が格上だからと言ってひたすらミス待ちテニスをしないこと。ハイペースで自滅するのもダメですが、この負けパターンも要注意です。

格上相手に一番大切なのは粘り強さ

やはり大事になってくるのが、最後までボールを追いかけること。特に主導権を握られがちな格上相手に対して「粘り強さ」は絶対に必要です。

恐らく相手のほうがボールコントロールも良いし、球威も高い。そうなったらまずは自分の足を使うしかありません。労力はかかりますが、しっかり足を動かしてミスするまで粘る姿勢が大切です。

もちろん、試合でいきなり粘り強いテニスができるわけありません。普段から「ボールを最後まで追いかける」ことを徹底して下さい。

関連記事：テニス 格上相手に勝つために練習で心掛けたいこと3つ

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まとめ

今回は試合で格上相手に当たった時の心構え、試合の入り方について書きました。

まずありがちな間違いが

×頑張りすぎて自滅してしまう
×ただひたすらつなぐだけ

です。特に無理やりペースを上げて自滅する人が大半です。

格上相手はこちらが守勢になることが多いので、大切なのは

✓まずは最初の2ゲームはしっかりとラリーして相手のボールに慣れよう
✓慣れてきたらミスしない範囲内で良いので緩急をつけてミスを誘う
✓攻めるボールはセオリー通りしっかり攻めること
✓諦めずに最後まで粘るのが一番大事！

になります。格上に勝てるようになってくると湧いてくるのが自信。勝負強くなれるはず。

まずは色々な試行錯誤もしながら沢山格上に挑戦し、「強い人と試合をすること」を当たり前にするのもいいかもしれませんね。

負けても腐らず、頑張っていきましょう！

今日はこのへんで。それでは！

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