オムニコートの特徴と有効な戦術、勝つにはどうする?

こんにちは!今回は僕が憎んでやまないみんな大好きオムニコートについて書きたいと思います。

オムニコートとはいわゆる砂入り人工芝のことで、日本では大半のテニスコートがこのタイプです。皆さんもおなじみですね~体に優しいコートだからおじいちゃん大好き。

テニスコートは主にハードコート、クレーコート、オムニコート(カーペットコートってのもあるけどほとんどやる機会無し)の三種類がありますが、このコートはメンテナンスが簡単で、水はけもいいから一般プレーヤーにも非常に人気があるコートです。

実際、オムニコートでプレーした後にハードやクレーでプレーするとその差にびっくりするかもしれません。僕はオムニコートは「ぬるま湯」コートって呼んでます(笑)

ちなみにこれだけオムニコートが普及している国は日本だけでしょうね~(このオムニコートしかない環境も国内のプロが育たない原因じゃないか…?)それはさておき、日本国内の大半がオムニコートで日本の草トーで結果を残すことを考えるとオムニコートにおける有効な戦術を知っておけばそれだけ勝率があがるのは間違いありませんよね!

今回はオムニコートの特徴であったり、オムニコートで有効な戦術について書きたいと思います。参考にして頂ければ幸いです。

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Contents

オムニコートの特徴

ではまずオムニコートの特徴についてです。オムニコートの特徴は

オムニコートの特徴
✓ボールの威力が地面に吸収されやすく、ボールの威力が弱くなり易い。
✓スライドフットワークがやりやすいため、コートカバーリングし易い。
✓ボールは跳ねずに滑る(or止まる)のでスライス系が有効

一言で言うと「とにかくラリーが続きやすいコート」なんですよねー。なのでボールをつなげまくる、いわゆるしシコラーと呼ばれる僕が憎んでやまないプレースタイル(笑)がめちゃくちゃ有利です。ボールの威力が柔らかい砂と芝生で程よく吸収されるから、スピンが全然跳ねないんだよな~

また、クレーコートと同じようにスライドフットワークというのも使えます。名前通り、スライディングしながらボールをキャッチする技術でコートカバーリング力を上げるテクニックです。これがハードコートと比較して使いやすいのもしコラー有利な要因。

関連記事:オムニ、クレーでのスライドフットワークのコツ

あとねーほんとにこのコート嫌いな理由がトップスピンが全然跳ねない点。トップスピンストロークもスピンサーブもめちゃくちゃ威力落ちる。クレー、ハードと比較して明らかにアグレッシブベースライナーは不利でしょうね。なのでハードヒッターは単純に強いボールを打ち続けるのではなく、ボールの高さ(特に低いボールね)、アングルショット、コース選択を散らしてじわじわと追い詰めていくようなプレーが必要になります。

オムニコートで有効な戦術

オムニをさんざんdisってみたけどオムニコートでもちゃんと勝てる戦術セオリーがあるのだ!!!

先ほどオムニコートではトップスピンが跳ねにくいといいましたけど、反対にスライスやフラット系はどうでしょうか?実はこれがめっちゃ効くんです。オムニコートは低いボールはちゃんと低く滑ってくれるコートなんです。

草トー上位者を見回すと、バックハンドをスライスを有効に使う人って多いんですよね。彼らは間違いなく低いボールならではの攻撃力を理解している。またオムニで育ったトップジュニアが海外勢の高く跳ねるトップスピンで苦労しているのもオムニでは低いボールをメインに戦うのが有効だという裏付けですよね。(まぁでも海外勢とはパワーが違うからな…)

ちなみに完全に国内で育った日本のトッププロである添田豪選手も低い軌道をベースに戦うタイプです。

トップスピン系のボールはよほどのスイングスピードがないとオムニでは効果を発揮してくれません。トップスピンは速いスイングスピードがあって始めて成り立つショットで楽に滑るスライスを打って方が有効な事も多いんですよね。

なのでオムニコートでは低い、スライス系のボールも要所要所で使っていく意識を持ちましょう。もちろんあなたがトップスピンストローカーなら極端に変える必要は全くありません。ただ、チェンジオブペースやアプローチ、決め球としても低いボールはかなり有効だということを把握しておきましょう。

関連記事:テニス チェンジオブペースの方法、タイミング

ドロップショットじゃない、チップスライスを覚えろ!

チップスライスとは簡単に言うと球足が短く、あまり伸びてこないスライスのことです。

チップスライスはやや浅め(サービスラインより少し後ろ)に打つ短いスライスなので技術的には通常のスライスよりフォロースルーを短くすることを意識すると意外と簡単に打てます。ちなみに、相手のフォアサイドに打つのがおすすめ(フォア側のほうが低いボールの処理が難しいから)。注意点は軌道。軌道が高いとただの甘いドロップショットになってしまうのでとにかく低く低く抑えるのがポイントです。

上手く体勢を崩せればチャンスボールが来ますし、そのボールを苦し紛れにスライスアプローチで処理されても厳しいボールは来ないはず。落ち着いて対処すればポイントを取れますよ。

ちなみに日本のスライスおじさんこと、鈴木貴男選手の本はスライス上達のためにめっちゃ読んだ。僕はバックハンド片手だから、バックのスライスはめっちゃ重要だったからね。この本は普通にお勧めできるよ。

軌道の低いアングルショット

アングルショットの基本はトップスピンを強烈に掛け高い軌道で打つことで確実に相手をコート外に追い出すがセオリーです。特にクレーコートでは高い軌道のアングルショットを使います。しかし、あえてオムニコートに一石を投じるなら跳ねないオムニでもう一つ覚えて欲しいのが、軌道の低いアングルショットを覚えること。これ、めっちゃ強いです。

本来のアングルショットとは少しセオリーから離れていますが、あえてネットをギリギリ超すくらいの低い軌道でアングルショットを打ってみましょう。スピードではなくコントロール重視するのがポイント。

低いアングルショットを覚えると相手を大きく動かすことができます。届きにくいボールになってそのままエースになることもありますよ。

ちなみに、この配球はベースライン大好きシコラーにめちゃくちゃ有効です。だってあいつらベースラインに居続けたい種族だからな。低いスライスとか、アングルとかで無理やり前に出させるor中途半端なデッドゾーンで居座らせる。シコラー攻略のカギは前後の揺さぶりを有効に使えるか、です。

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まとめ

今回はオムニコートの戦術について書きました。

オムニコートで試合するときの心構え
✓オムニはボールの威力が吸収されやすくラリーが続きやすい
✓有効なショットは低いボール。チップスライスと軌道の低いアングルショットはかなり効く。
✓自分のプレースタイルは大切にしつつ要所要所で有効なボールを使うこと!

まぁオムニコートで有効なショットを学ぶのはとても大切ですが、どのサーフェースでも通用するレベルのテニスを身に着けることもとても重要です。なので基本的には自分のプレースタイルをベースにして極端に変えないようにしましょう!自分のプレースタイルでどうしても勝てないときやどうしても取りたいゲームでここに書かれたような引き出しを使えるようにしておきましょうね!

今日はこのへんで。それでは!

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