ストロークの技術はテニスにおいてとても重要な技術です。
でも、ストロークって意外と難しい。なぜならストロークは相手のボールありきな技術なので色々なボールに対応しなくちゃいけません。しかもラケットを動きは大きいし、テイクバックやら、フォロースルーやらを考え出すとなんかぎこちなくなってしまったり…
テニスの技術において、上達にかかる歳月はボレーは一か月、ストロークは一年と言われています。そのぐらいストロークは難しい技術なのです。しかし、難しい技術でも基礎的な部分を把握しておけば上達スピードも上がります。
今回はストロークでよく言われる「足で打つ」格言について解釈してみました。
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ストロークはなぜフットワークが重要なの?
ストロークは体全体を大きく使い、ラケットを速く振る必要があります。これはスピードボールを打ったり、トップスピンを打つためにはスイングスピードが非常に重要だからです。
体全体を使ったスイングはしばしば運動連鎖という言葉を使います。この運動連鎖、非常にテニスにおいては重要な概念です。
運動連鎖とは簡単に言うと体を適切に動かしパワーをどんどん上乗せしていくイメージを持って頂ければと思います。実はこの運動連鎖、パワーの源は足腰の筋肉なのです。
これはなぜかというと人間の筋肉の70%は足腰に集中しているから。人間は大きい筋肉を使えば使うほど力強いパワーを生みます。足腰は重要なパワーの源なのです。
腕の振り方やフォロースルーは確かに大事かもしれません。ただ、ある程度ラケットの使い方を学んだ中上級以上の人でさえ、調子が悪くなると腕の振り方を気にする人が多いようです。
ストロークミスの原因は大抵は疲れなどで運動リズムが悪くなって運動連鎖がぎこちなることで起こります。振り方ではなく足腰をしっかり曲げてタイミングよくそのパワーを開放すれば安定した、力強いショットが蘇る可能性も上がるはずですよ。
足の運動連鎖を意識したストロークは?
初心者にとって、最初は「足で打つこと」を実践するのは難しいと感じるかもしれません。
そこでまずは導入として実践してほしいことがあります。それは
ボールがバウンドした瞬間に膝を曲げ、振り出す瞬間に伸ばすことです。
このタイミングは膝を曲げ(膝の曲げ具合は120°~150°くらいの範囲で。曲げすぎないように!)自分の打点に来たときにタイミング良く膝をパワーを開放しましょう。タイミングよく伸ばせば力を使わなくても良いボールが飛びます。
まずは「気持ちよく飛ぶ感覚」を覚え、あとは反復です。しっかりタイミングを覚えストロークをリズミカルに打ちましょう。
その感覚ができるようになったら体の回転や腕の使い方を学んでいくのが良いと思いますよ。
関連記事:テニス ストローク 手打ちを防ぐチェックポイント3つ
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まとめ
今回はストロークにおける足を起点とした運動連鎖の重要性について書きました。
要点は
✓ストロークは運動連鎖を使ってラケットを速く振る
✓運動連鎖の源は足腰のパワー
✓まずはボールがバウンドした時に膝を曲げ、振り出した時に開放する。この反復
以上になります。
ストロークは動きが複雑な分本当に奥が深いです。
初心者の方は少しずつ、簡単なことから始めてみてくださいね。
今日はこのへんで。それでは!
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