プロレッドコードワックス レビューとインプレ

今回はテクニファイバーのプロレッドコード ワックスを使用したのでレビューを書きたいと思います。

僕が以前テクニファイバー社で使用したことがあるガットはブラックコード、ブラックコードS、レーザーコードでした。テクニファイバーのガットは全体的に柔らかい印象でしたが反発力も抑えめなガットが多いです。

僕のポリガットの好みは柔らかくて、スピンとスピードのアシストが程よいもので、ただし打感を損なわないレベルのポリガットです。(RPMブラストが僕の中でしっくり来ています。)ただ、今は冬ですのでボールが飛びずらい為、もう少しアシストが大きいポチガットが欲しいなぁということでこちらのガットを試して見ました。

ではさっそくですが、レビューに移りたいと思います!!

(※筆者はテニス歴20年弱の一般的な上級者、オールラウンダー。使用ラケットはHEAD (ヘッド) 2018 グラフィン ラジカル PRO (310g) になります)

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Contents

特徴

『説明』:スナップバックがスピンを生む。ガットの可動域が大きく、高いスピン+パワーを実現
『カラー』:レッド
『材質』 :モノフィラメント+ワックスコーティング
『形 状』 : ノーマル
『ゲージ 』:1.20,1.25,1.30

良い点

  • テクニファイバーの中では反発力が強いが、「テクニファイバーらしい」柔らかさは維持
  • スピンとホールド感も結構強く、振ればググっと落ちてくれる。
  • テンション維持性能の結構良く、フィーリングの落差が少ない。

悪い点

  • 中級以上のスイングできるプレーヤーじゃないと旨味は少ない
  • (赤系のガットなので少しラケットを選ぶかも…)

ショット別評価

ストローク

ストロークはしっかりと振りぬくフラットドライブ系やエッグボール系のショットが非常に打ちやすい気がしましたね。反発力が最近のポリエステルストリングの中ではやや強いので少し戸惑いを感じるかもしれません。またワックスコーティングはブラストとも感触が少し似ているような気がします。(ブラストよりもマイルドか?)

反発力が強いということはコントロールをある程度犠牲にしているということ。それを補うためにも最低限トップスピンをある程度かけることができるプレーヤーが使用すべきガットだと思います。

ボレー

ボレーに関しても柔らかさと反発力がそこそこあるので、ある程度ネットプレーにキレを出すことができると思います。ドロップ系ショットを多用するタッチ型のプレーヤ-というよりは直線的なボレー、スピードのあるボレーで攻めていくほうがよさそう。

ある意味、ストローカーも迷いがなく切れ味重視のボレーをすることできるので良いかもしれませんね。

サーブ、リターン

個人的にはサーブが結構良かったです。

柔らかさ重視のポリガットを使うとどうしてもサーブのスピードが遅くなる傾向がありますが、その点はレッドコードワックスはサーブは問題なく打てました。勿論スピンサーブ、スライスサーブの切れも十分に維持できるレベルだと思います。

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総評

最後に総評したいと思います。

このガットがオススメなプレーヤーはスイングスピードが速い、中上級以上のストローカー、オールラウンダーです。攻めの意識が強いタイプはガットのアシストを受けたほうが良いと思いますので、このタイプはオススメです。

もっとボヨーンとした明確な柔らかさが欲しいなら、アルパワー系にシフトするか、スナップバック感はブラストと似ているので感触によっても変えても良いかもしれませんね。

関連記事:【ルキシロン アルパワー(LUXILON ALU POWER)】 レビューとインプレ
関連記事:【テクニファイバー ブラックコード(Tecnifibre BLACK CODE)】レビューとインプレ

興味がある方は是非どうぞ!

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